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大家さんが法人化する際、決めなければならないことの1つが「株主を誰にするか」です。

「自分1人で運営するから、株主は自分だけ」と安易に決めていないでしょうか?

結論を先に述べると、私がおすすめしたいのは「経営の主導権を握ったまま、将来の相続に向けて子供を株主にする」方法です。

なぜなら、従業員を雇わず代表者が1人で運営するような「マイクロ法人」であっても、法人である以上は規模の大小にかかわらず、会社法など法令上の制約を受けることになるからです。

そこでポイントとなるのが、株主や役員など法人に関わる「人」をどうするかです。それによって、将来の相続や事業承継時の税負担も変動する可能性があるのです。

今回の記事では、これから法人化を考える大家さん向けに、「株主を誰にするか?」を考える上でのポイントを解説していきます。

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子供を株主にした方がよいワケ

法人化とはひとことで言えば、個人事業主が法人を設立して、事業や財産を法人に引き継ぐことですが、その過程でさまざまな問題を解決していく必要があります。

たとえば、将来的に会社を誰かに引継ぎたいと考えると、会社の規模が大きくなってから株主を追加したり、相続したりすると、税金の負担が大きくなってしまうことがあります。

そうであれば、最初から会社を引き継がせたい家族(子供)を株主にすればよいことになりますが、そうは言っても、いきなり会社の意思決定権をすべて家族に渡すのは不安だと考える方もいると思います。

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そこで経営権を維持しながら、自分以外の家族を株主にする方法を考える必要があります。

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