全国各地で活躍する不動産投資家が、自身の投資エリアについて語り合う「ご当地大家座談会」シリーズ。今回の舞台は「福岡県」です。

九州最大の経済都市である福岡県では再開発が積極的に進められ、2024年3月に発表された公示地価では、福岡県の商業地が全国トップの上昇率を記録しました。

そんな「福岡県」で活躍している投資家は、どこで物件を探し、どの金融機関から融資を受けているのでしょうか。今回は3人の投資家に、福岡県内の注目エリアや買ってはいけないエリア、最新金融機関事情までたっぷり語っていただきます!

>>築古物件に「異常な融資」も!? 福岡県内の穴場エリアは<<

【出演者プロフィール】

太田圭一さん
不動産投資歴5年。福岡市、久留米市、太宰府市を中心に約170室を所有している。総投資額は約5億円、家賃年収は約6000万円に上る。

りーさんさん
不動産投資歴2年半。福岡県と熊本県に14棟108室を所有する。年間家賃収入は6000万円、年間キャッシュフローは約1700万円に上る。
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田中さん
不動産投資歴10年。福岡県、静岡県、関東エリアに44棟350室を所有する。総投資額は約9億円以上、家賃年収は2億円以上に上る。

福岡県は1棟目購入のハードルが低い?

―最近、福岡県内での投資家の動向はいかがですか

田中 福岡県内で不動産投資をするプレイヤーが、ここ数年で増加していると感じます。特に1棟目を購入するサラリーマン投資家が目立ちます。その後2棟目、3棟目と規模を拡大し、不動産業に本格シフトする方も多いです。

大家の会やコミュニティが充実し、情報交換が活発になったことで、1棟目購入のハードルが下がっているのも一因だと思います。

太田 ただ、物件価格についてはこの5年間上がり続けている感じがします。

田中 そうですね。福岡市を中心に高止まりしつつあるので、周辺エリアもつられて上がってきているという印象です。一方で田舎のエリアは融資がつきづらくなっているので、価格が下がったり売れ残ったり、二極化のような現象にもなっていると思います。

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