「利回りが良い物件は、探してみればゴロゴロ転がっていますよ。市場に出てくる情報を待つだけでは、求めている条件の物件は買えないかもしれません」
毎月1件を目標に空き家を購入しているという「くまっち」さん。市場に出回らない物件情報が舞い込んでくるような「仕組み」をつくりあげ、規模を拡大してきた。
2021年12月から築古戸建てを中心に買い進め、現在は約40室を所有。年間家賃収入は約1680万、現金で購入した物件の平均実質利回りは40%を超えている。
物件情報を入手する具体的な方法とは? くまっちさんの投資手法について詳しく話をきいた。
「タダ活」で貯めた1000万円で投資
―不動産投資を始めたきっかけを教えてください
本業以外のところで稼ぐ方法がないかと考えたのがきっかけです。会社勤めなのですが、長時間労働は当たり前、平然と物が投げつけられるような昭和気質の職場がすごく嫌で…。
いろいろ調べるうちに不動産投資にたどりつき、中でも高利回りな築古戸建ての現金買いという手法に惹かれて、物件を探し始めました。
―投資資金はどのように用意したのでしょうか
もともと私の家は「タダ活」に注力していて、貯金が多かったんです。タダ活というのは、クーポンやポイントなどを活用し、タダで商品やサービスを手に入れて生活費の支出を抑える活動です。
たとえばコンビニのキャンペーンで手に入る商品の引換券や、自治体が独自に発行している割引券や金券など、無料・割安で手に入れられるものやサービスは意外とたくさんあります。それを見つけるのが楽しいんですよね。
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