PHOTO : Takashi Images / PIXTA

収益物件の「リアルな収支」を徹底解剖する本企画。今回取り上げるのは、一級建築士としての顔も持つ投資家・田口宏さんが11年間保有する中古RCマンションだ。

現在はほぼ満室で稼働し、利回り19%を実現しているというこちらの物件。購入当時の利回りは「半分以下」だった。

学生の入居を見込んで建てられた物件だったが、近隣大学の学部が移転したことで、賃貸需要が大きく下がっていたのだ。

半空の学生物件をどのように客付けし、利回りを「倍増」させたのか。収支の記録から、賃貸経営の極意を読み解く。

※2013年~2021年の「家賃収入」にはADを天引き済の金額を記載
※2022年~2023年の「家賃収入」にはAD・管理費等の借り上げコストを天引き済の金額を記載
※2013年、2022年、2023年の「家賃収入(テナント)」は「家賃収入(住居)」に合算

「半空学生物件」、どこに勝機があったのか

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