半期に1度、融資に関するアンケートを実施し、その結果を調査・分析する本企画。今回は、2024年4月~2024年9月までの半年間の融資動向について、360人の投資家に行ったアンケート結果を公開する。
日銀の追加利上げが発表された、2024年上半期。実際に「金利が上がった」との声も聞かれるが、実情はどうなっているのか。さまざまな条件でフルローンを得たと話す投資家の声も紹介する。
さらに、意外な金融機関が「新たに一棟ものへの融資を始めた」という情報も寄せられた。とある金融機関で実際に融資を受けた投資家ら複数に取材し、実態を聞いた。
また、「金利」と「金融機関種別の融資動向」については、過去6年分のデータを分析した。「融資姿勢が年々厳しくなっている」と言われるが、6年前と現在の融資条件はどれほど違うのだろうか?
金利2%未満での融資、6年間で23ポイント減少
アンケートでは、2024年4月~2024年9月までの半年間に融資がおりた物件について、融資条件を回答してもらった。
集まった事例は369事例、金融機関数は136行分となる。以降は、分析結果を元に、不動産融資の最新情勢に迫りたい。
早速、金利の動向について分析する。今回、過去6年分のデータをグラフ化した。グラフ左側から1%未満、2%未満、3%未満、4%未満、4%以上の割合を示している。6年間で、融資情勢はどう変わったのか。
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