不動産投資を始めたばかりの人にとって、最も危険なのはどんな物件だろうか?
ボロボロの物件? 1室も埋まっていない物件? いや、実は一見すると「儲かりそう」な物件なのかもしれない。
たとえば、高利回りの物件は手残りが確保できるから安全、絶対に失敗しない…。そんな風に思ってしまわないだろうか。 だが、こうしたメリットばかりに気を取られると、リスク検討がおろそかになってしまう。
今回は、投資歴7年目の不動産投資家・「しげお@」さん監修のもと、一見儲かりそうな物件に潜むリスクをご紹介。競売ルポ漫画『競売物語』を連載中の根本尚さんの描き下ろし漫画とともに、初心者に特に注意してほしい「6つの心得」をお伝えする。
■監修:「しげお@」さん
不動産投資歴7年目。東京都と神奈川県を中心に5棟20室を保有している。年収500万円・貯金50万円から、会社員として働きながら不動産投資を開始。今も兼業で投資を続けており、年間家賃収入は1500万円。
心得1:高利回りにはワケがある
高利回り物件に見境なく飛びついてしまう―。こんな状態になっている人はいないだろうか? 利回りは投資成績に直結するため、高利回りは魅力的だ。しかし場合によっては、高利回り物件は「高リスク物件」になる。
物件が高利回りになる理由は、「物件価格が安い」か「家賃が高く取れている」の2つだ。周りより好条件の物件を見つけ出すのは投資の妙味だが、裏にこんなリスクも潜んでいるかもしれない。
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