不動産投資家を志し、収益用物件を探し始めた。気になった物件に問い合わせした後、現地を確認することになった。「内見」だ。
だが、実際、物件を訪れたところで、どんな箇所をどのように確認したらよいのだろうか? 何か問題があったとき、どのように判断をくだせばよいのだろうか?
初めて不動産投資に挑戦する人にとって、「物件の内見」にもさまざまな疑問が浮かんでくることだろう。
今回は、投資歴22年、「地方高利回り絶対主義」を掲げる大家、中島亮さんの監修のもと、初心者にとって1棟目の選択に上がりやすい「木造アパート」の内見チェックポイントを網羅的に紹介していく。
物件内見時に役立つ「チェックリスト」もあるので、あわせて確認してほしい。
【監修】
中島亮さん
不動産投資歴22年。「地方高利回り絶対主義」を掲げ、北関東の高利回り物件を中心に40棟405室を保有。年間家賃収入は1億9000万円、年間CF4700万円。
内見はなぜ行うべきなのか?
不動産投資家の中には、「物件の現地には一切訪れることなく、買い付けを入れる」という人もいる。「ノールック買い付け」などのように言われることもあるが、中島さんはこの「現地を見ない買い方」には否定的だ。
「物件に行かないのは、私は論外だと思っています。横着をしている、と言っても良いと思います。特に初心者であれば、絶対に見に行くべきです」
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