
赤ダイコンの紅くるり(紅富士太郎さん提供)
2009年に区分マンションを購入して以来、家族を支えるサラリーマン大家として「健全な不動産投資」をモットーに、コツコツと規模を拡大してきた紅富士太郎さん。
前編で紹介したように、その物件の選び方には「失敗できない」という思いが強く反映されていた。
そんな紅富士太郎さんだが、長らく勤めた会社を早期退職した後、次のキャリアとして「農家」を選んだ。現在は法人化を目指し、4反(約1200坪)の土地で約60品目の作物を育てている。
不動産投資も継続しており、「農業と賃貸業は相性がいい」と語る。サラリーマンから農家に転身したことでどんな変化があり、今後のビジョンをどのように考えているのだろうか。
投資家としては失格でも…
2016年、紅富士太郎さんは、初めて購入した東京都中央区の区分マンションを売却することを決める。家計の負担が重くなる時期で、特に子どもの教育費が必要になったことが要因だった。
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