PHOTO: PIXTA

「卵は1つのカゴに盛るな」―。投資に関心がある人であれば、この言葉を1度は聞いたことがあるのではないだろうか。

これは「投資をする際は、リスクを分散させた方が良い」という株式投資における格言だが、この考え方を、不動産投資のエリア選びにおいても応用している投資家は決して珍しくない。

今回は、規模拡大を見据え、物件のエリア選定に悩む初心者投資家に向けて、「災害リスクを低減するため、物件のエリアを分散させてきた」という投資家・佐々木洋輔さん(仮名)に話を聞いた。

佐々木さんの「分散戦略」とはどういったものなのか。具体的にエリアはどのように選んでいるのか。分散させる際に注意すべきこととは、いったい何だろうか。

佐々木洋輔

不動産投資歴30年。大学卒業後に地元金融機関に就職し、主に法人向け融資の営業を担当してきた元金融マン。現在、個人名義で14棟、法人名義で3棟を所有し、家賃年収は約5500万円。「ローリスク・ミドルリターン」にこだわり、5000万円以下の2階建てアパートを好む。

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