日本屈指のデイトレーダーであり、資産200億円以上を保有するB.N.F氏。
アベノミクス効果でさらに資産が増加しているとも噂される氏が、2008年に秋葉原駅徒歩約1分で10階建ての商業ビル「チョムチョム秋葉原」や、2011年に同じく秋葉原駅徒歩約4分で6階建ての商業ビル「AKIBAカルチャーズZONE」を購入し、不動産投資にも興味を示しているのではと話題になっていたことをご存知の方も多いだろう。

B.N.F氏、3件目の不動産は“ギャルの聖地”、渋谷センター街!

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渋谷センター街のど真ん中に建った謎の建物

渋谷センター街のど真ん中に建った謎の建物

そんなB.N.F氏が3件目の不動産として昨年購入したのが、渋谷駅から徒歩約4分で、センター街のど真ん中に位置する約19㎡の土地。道路を挟んで「マクドナルド」、「ABCマート」、「カラオケ館」などが立ち並ぶ立地に、新たに3階建てビルを建設したのだ。
形が三角形で決して大きな土地ではないため、推定90億円で購入したと言われる「チョムチョム秋葉原」や、推定170億円で購入したと言われる「AKIBAカルチャーズZONE」に比べると投資規模は大きくなさそうだが、渋谷の土地は角地であるため商業利用価値が高く、氏の思惑に注目が集まっている。

B.N.F氏はここ数年、一切のメディア取材を受けてないのは有名な話のため、当サイトでは渋谷の不動産の投資価値を探るべく、まずは店子である「Japan Dog」というホットドッグ店へ4月上旬に電話取材を試みた。しかし何度も電話をかけたが担当者がつかまらず断念。

また、ビル正面に設置された電子広告看板(現在は「BOOK OFF」が広告掲載中)やビル上部の人形型バルーン広告(タヌキ型人形)についての広告料の調査も試みたが、ビル管理会社からは「掲載料の口外は契約違反になる」との理由で情報提供してもらうことができなかった。

参考までにと「チョムチョム秋葉原」の店子となっている5店の飲食店の各店舗と各運営会社にもコンタクトを試みたが、いずれもB.N.F氏について「特に知りません」という返答。有名投資家であるB.N.F氏がビルオーナーであることさえ知らない企業が多く、残念ながらこちらでも有力な情報を得ることはできなかった。

ギャル系ファッション誌編集者がB.N.F氏の購入地を分析!

そこで当サイトは、渋谷界隈の情報に精通した某ギャル系ファッション誌編集者M氏に話を伺うことに。

「正直、ここ最近の渋谷センター街は商業エリアとして元気がないんですよ。1990年代後半から2000年代初頭はギャルブームで、平日でもセンター街には人が溢れていましたが、それはもう昔の話。もちろん今でも休日ともなれば人通りは多いですが、『渋谷ヒカリエ』などの商業ビルで活気づいているJR渋谷駅を挟んで反対側のエリアに比べると、雲泥の差ですね。

B.N.Fさんのビルは、以前たこ焼き屋やケバブ屋があった場所。そして今はホットドッグ屋ですよね。いずれもテイクアウトしてそのまま路上で食べられるようなファストフード系のお店だったわけですが、ギャル、ギャル男人口が激減している現在はセンター街を歩く人種も様変わりしていて、ケバブやホットドッグを食べ歩くようなストリートカルチャーが根付いた若者は減っている状況なんです。ですからあのホットドッグ屋もできたばかりですが、今後の経営は明るくないと思いますよ」(某ギャル系ファッション誌編集者M氏)

不動産のプロが語る! 渋谷の角地購入の狙いは“隣地の買収”!?

では商圏として活況とは言いづらいセンター街の土地が底値に近いと見越して、B.N.F氏は不動産購入に至ったのだろうか?
不動産コンサルティング&不動産鑑定を行う「秋葉原不動産研究所」代表、千葉健一氏の見解はこうだ。

「渋谷センター街の土地は確かに以前に比べれば値下がりしているのかもしれませんが、そこまで大幅な動きではないでしょう。おそらくあの土地は容積率を考えれば1㎡600万円程度だと思いますから、19㎡だとすると土地の価格は1億1000万円ぐらいだったんじゃないかと思います。これもあくまで予想ですが、建物面積は50㎡ほどらしいので店子の賃料は月45万円前後、ビル正面の電子広告看板の掲載料は月15万円前後、ビル上部の人形型バルーン広告は月数万円だと予想します。つまり、B.N.Fさんが所有する秋葉原の2物件と比べると、明らかにお金の動きのスケールが小さいのは明白ですので、あの三角形の小さな土地だけを買ってどうするんだと思われるかもしれませんね。

けれどB.N.Fさんはきちんと次の展開を考えているでしょう。これはあくまで私の予想ですが、B.N.Fさんはあの角地を足掛かりに、隣接する周囲の土地も購入し、あの一角をまとめて大きな土地にすることで、価値を上げて売り抜くということを検討しているのかもしれません。いや、というよりもB.N.Fさんならば、隣地をまとめて大きな土地にしたいと考えている別企業にあの不動産を売り、転売益を狙っている可能性も。

実際、B.N.Fさんの土地の両隣は古い雑居ビルなんですが、センター街のような人気のエリアの場合、小さな土地をバラバラに売った総額よりも、一括にまとめた大きな土地の方が高値になることが多いですから、いずれにしてもそういった絵を描いている可能性は高そうですね。ちなみにB.N.Fさんが購入した1年ほど前から比べれば、渋谷の土地は感覚的に1~2割は値上がりしていてもおかしくはないので、購入のタイミングも良かったのではないかと」(「秋葉原不動産研究所」代表・千葉健一氏)

さすがB.N.F氏、不動産投資でも先見の明を発揮しているようだ。