独特の女形で白塗りの化粧、「チックショー」と叫ぶ芸が大ブレイクしたコウメ太夫(当時は小梅太夫)さん。
しかしその後仕事は激減、そして離婚してシングルファザーに……。
そんな数々の困難を支えたのが不動産投資だった!?知識ゼロから始めて、毎月安定した収入を確保するに至ったコウメ流不動産投資の成功ポイントを聞いた!

大ブレイクのさなかに結婚、つねに将来に不安があった

koumedayu032005年に『エンタの神様』で小梅太夫として出て、自分でもびっくりするくらい人気が出ちゃって。

でも最初からそんなに長続きするとは思っていませんでしたからね。
とくにテレビは盛り上がるのも早いけれど、落ちるのも早い。

人気絶頂の時にも「仕事が減ったらどうしようか」と、そんなことをどこかで考えていましたね。
2007年に結婚して男の子が生まれました。
ちょうどそのころから小島よしおやひげ男爵が出てきて、あれよあれよという間に仕事がなくなった。
テレビを付けてもあたらしい芸人が次々出てくるし、これはまずいと。

よく聞かれるんですけど、一番稼いだ月で400万円、年収だと4000万円近くはありましたね。
でも芸人の収入なんて不安定ですから。

で、将来のことを考えて何かしらお金のあるうちに準備しておかなきゃと。
いろいろ芸人仲間や周りの人の話を聞いた結論が不動産投資だったんですね。

大家さんになって家賃収入を得る。
これが一番堅実だという結論になりました。

毎月決まった額が手元に入る。
収入の不安定な芸人にとっては魅力です。

不動産投資の知識はゼロ。それでも飛び込みで不動産屋に

コウメ太夫とはいえ不動産投資の知識はゼロでした。

知り合いに相談したところ、東京にある実家を建て替えて、それを賃貸にして貸すのが一番手っ取り早いと。

両親に相談したら「勝手に実家を作り変えるなんてけしからん」って怒られまして(笑)。
で、新たな物件を探そうということになったんです。
まず近くの西友でやっていた不動産紹介所を訪ねました。

でも仲介料が結構かかると知り今度は直接不動産業者へ。
その業者には芸人がよく相談に来るそうで、僕の当時の収入を見てびっくりしていましたね。
「芸人さんでこんなに稼いでる人は珍しい。
あんた一体だれなの?」って。
素の僕の顔を見ている限りは僕が「小梅太夫」とは分かりませんから(笑)

椎名町に5000万円の物件を購入!

koumedayu04— お笑い芸人の事情をよく知る業者だけに、親身になって相談に乗ってくれたという。

月の家賃収入、管理費やローンの返済を差し引きし、十分利益が狙える物件をシミュレーションした。
その結果、都内で5000万円前後の新築物件に狙いを定めることに。–

そんなにたくさんは物件を周っていません。
中野や品川など、5~6件ですかね。
結局椎名町の物件に決めました。
駅から5分以内という立地が決め手。

鉄骨造りの耐震アパートで1ルームが6部屋。
トイレとバスは別々で、2階の3部屋はロフトが付いていて、若い人にはいい物件じゃないかと。
駅から近いという利便性の割に1棟もので5000万円、都内ならかなり安い。
まだ建築途中でしたが購入することに決めました。
頭金は3000万円。

残りの2000万円は銀行から借りることに。
業者が勧める銀行に審査をお願いしたんですけど、正直芸人の収入は不安定、審査が通るかどうか半信半疑でしたね。
1ヵ月くらい待ったかな、もう駄目かなと思った頃に、融資OKの連絡がきました。


— 2009年6月、椎名町の物件が完成し晴れて不動産のオーナーに。
入居者募集に関しては不動産業者に任せ、業者の報告で書類で確認してOKを出すだけ。
駅から近いということもあってスムーズに決まった。
家賃は1階の3部屋が5万5000円、2階ロフト付きが6万4000円。
完全入居で毎月35万7000円の家賃収入になる。 —

 

よかったのはその業者さんが家賃保証をしてくれたこと。
最初の数カ月は全入居でなくても、満額家賃の35万7000円を保証してくれるというんです。
結局入居者はすぐに決まったのでその制度を使うまでもなかったのですが、気持ち的には楽でしたね。

毎月の家賃収入からローン返済額8万7000円と管理費の1万7000円を引いた25万3000円が純利益となります。
入居者は学生さんなど若い人が中心ですが、60歳以上の一人暮らしの方もいて、幅は広いですね。

これまでとくに入居者とのトラブルはなかったですね。
やはり不動産業者(=管理会社)の人がしっかり選んでくれているというのもあると思います。

どんな不動産業者を選ぶかで大きな差が!

じつは途中で一度、不動産業者(=管理会社)を変えているんです。
というのは最初の業者さんはよかったんですけど、敷金礼金のお金のやり取りで私の望んでいる形と違った。

で、あらたな業者に頼んだんですが、今度は入居者が頻繁に変わるようになった。
東南アジア系の人もいたりして半年そこらで部屋を出て行ったり。
やっぱり不安で、最初の業者さんに戻しました。

業者によってこれほど入居者の状況が変わるんだと勉強になりましたね。
いまは入居者も引っ越しの予定はないようで安定しています。
毎月の家賃は直接入居者の人が僕の口座に振り込んでもらうことにしています。

未納分があれば僕が業者さんに連絡して催促してもらう。
あと2カ月に1回くらいは椎名町まで足を延ばして物件を確認しています。

この前の大震災の時はコンクリート部分にひびが入っているのを発見して、業者さんに電話、すぐに修繕してもらいました。

細かいことは不動産業者(=管理会社)の人に任せていますが、一応大家さんとしての地味な仕事もこなしてるんですよ(笑)。