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隣人トラブルの中でも多いのが「騒音」に関するもの。日中はまだしも、夜中や朝方などの眠っている時間帯に騒々しくされると、生活が乱されてしまうものだ。「非常識すぎる!」と思わず怒りたくなる、賃貸物件で起こった隣人の騒音エピソードとそれを受けて大家がどう対応したのか、20〜30代の男女に聞いた。

深夜・早朝にハードに運動する音

「上下どちらの階から聞こえる音かは不明でしたが、毎日深夜12時過ぎや早朝6時頃に激しく動き回る物音が聞こえてきて、なかなか眠れない日もありました」と話すのは、都内に住むUさん(女性・26歳)。

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ランニングマシーンで走っているのか、ダイエット器具を使っているのか、ダンスをしていたのかは不明だが、とにかく床を打ち鳴らすような“ドスドスダンダン”という音がしたという。

「最初は真上の人の騒音かと思い管理会社に電話をしたところ、真上の人ではないという返答が。マンションの場合、下の階の音が上から聞こえているように感じることもあるそうで……。

次に管理人さんに直接伝えると、エレベーター内と共用廊下に騒音注意の紙を貼ってくれました。その効果があったのか、そこから騒音はぴたっと収まりました

張り紙には、騒音がした具体的な時間帯と物音の特徴について書かれていたそうだ。対象者へ直接注意を入れるよりも、「入居者へのお願い」として紙で通達したほうが、相手の感情を刺激することなく「改めよう」と意識してもらいやすいのかもしれない。

深夜の民族音楽

学生のころの経験を話してくれたのは、都内に住むSさん(女性・29歳)。「そのころ、毎晩隣の部屋から民族音楽が大音量で聞こえてきて、眠れなくて困っていました

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不気味だったもののあまりに続く騒音にガマンできなくなり、隣部屋を尋ねることに。出て来たのは外国人男性だったという。

「言葉が通じず、身振り手振りで『音楽がうるさい』と伝えたところ、少し音量を下げてくれたものの、それでも気になる音量には変わりなかったんです。

多分英語が通じていないんだと思い、大家さんに相談すると、留学生に向かって『ミュージック!ボリューム! もっとダウン!』と強めに言ってくれて、一件落着しました(笑)」

住人にとってはまさに「困ったときの大家さん頼み」。言葉が通じない相手の場合、トラブルになったときはすぐに大家へ相談が来るだろう。入居前にトラブルになりそうな事項について気を付けるよう話しておき、いざというときは相手が分かるようにどう伝えるべきかも考えておいた方が良さそうだ。

生活音+ニンニク臭

東京・新大久保のマンションに住むIさん(女性・33歳)は、隣の部屋に住んでいる外国人家族の生活音ととある臭いに苦しんでいるという。

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「窓を開けたまま食事をするのですが、食事時になると大声で喋る声がうるさい。さらに、毎日何を食べているのか分からないのですが、ニンニクの強烈な臭いがベランダから伝わってきて吐きそうになることも……。毎日嗅いでいてもまったく慣れないほどスゴいニンニク臭なんです」

とくに夏場は風通しをよくしたいのか、窓だけではなく玄関のドアを少し開けているようで、エレベーターを降りると濃いにんにくの香りがフロア中に広がっているそうだ。常軌を逸した臭いに管理人さんを通じてドアを開けないようにとお願いすると、ようやく少し改善されたという。

騒音×悪臭の強烈タッグ。こちらも外国人入居者なので、日本の文化・慣習をわかりやすく説明し、納得してもらう必要がありそうだ。

風呂場でアニソンを熱唱する男性

一方、大家さんや管理人さんに訴えることすらできず、我慢する事例も少なくない。

「普段は騒音とは無縁な隣人ですが、お風呂に入るときだけうるさくなるんです。大声で歌っているので歌詞までハッキリ聞こえてきます。しかも全部アニソンで、野太い声の男性なので、正直かなり不快」と話すのは、都内に住むKさん(男性・28歳)。

「直接顔を会わせると人がいい方なので注意するわけにもいかず、いつも彼のバスタイムの間だけ我慢を強いられている現状です。大抵21〜22時くらいなので、まだ自分も寝る時間ではないし、まぁいいかなと……」

騒音の時間帯や住人との関係性によっては「まだ寝るわけでもないし、いいか」と許容する人もいるようだ。

家族総出で終日うるさい

「以前住んでいたマンションの隣人の騒音に悩まされていた」と話すTさん(男性・32歳)。

土日の早朝6時ごろから子どもがピアノを練習する音が聞こえてくるので、せっかくの休日でも早く起こされて最悪でした」

さらに昼間は、何の番組を見ているかわかるほどテレビの音が大音量で聞こえてきたという。耳が遠いおじいさんやおばあさんが住んでいるわけではなく、30代の親とその子どもが住んでいただけなのに……。

また、夜になると一変し、クラブミュージックのような四つ打ちのリズムが鳴り響くそう。加えて、夫婦ゲンカの怒鳴り声が聞こえてくることもあり、「それが直接の原因ではないのですが、引っ越しを考えた理由のひとつ」と話す。

結局、Tさんは更新時期の2ヵ月前に耐え切れず退去。揉めるのも面倒で本人や管理人には連絡しなかったという。なかには、騒音に我慢できず引っ越しを検討する人もいようだ。

住んでいる人からの苦情がなければ、なかなか発覚することの少ない騒音問題。“目安箱”のような住人からの意見を聞ける環境を作るなどして、住人の満足度を上げる努力をすることも必要なのかもしれない。

 

 

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