物件選びで重要なことのひとつは、ズバリ立地。駅までの距離や都心までのアクセスの良さももちろんだが、それらのプラス要素が揃っていたとしても「アレが近くにある限り住みたくない!」という施設がある人も多いはずだ。
そこで、20~30代の男女30人に「近隣にあると住みたくない」と思う施設について聞いてみた。調査の中であがってきた施設、上位5位をランキング形式で発表する。
第5位 パチンコ屋
「音がガチャガチャとうるさいイメージがあるので。あと、ガラが悪そうな人が集まりそうだから」(24歳・女性)
「朝から人が行列しているので、通勤の邪魔になりそう」(27歳・女性)
女性からはパチンコ屋によって治安が悪化するのではと心配する声が多かった。
また、なかには「学生時代にハマって借金を作ったことがあります。パチンコ屋が家のそばにあったら、仕事に行かずに毎日のように通ってしまうんじゃないかと怖い」(34歳・男性)と危惧する声もあった。
第4位 遺体安置所・葬儀場・火葬場など
「直接死体が見えるわけじゃないけど、『あ、あの建物のなかに、亡くなった人がいるんだな。かわいそうに』と思うだけでいたたまれない気持ちになりそう」(30歳・女性)
「オカルトを信じてしまうタイプなので、夜とか近くを通るのが怖い! 窓から見えたらどうしようと思ってしまう」(28歳・男性)
いずれは誰しもに訪れるとはいえ、「死」にからむものに恐怖を感じてしまうのが人の常。4位の「遺体安置所・葬儀場・火葬場」に関しては、ホラー的要素で怖がる人が続出していた。
第3位 ラブホテル
「夜間でも人の出入りが多いので、単純に治安が心配」(28歳・女性)
「毎晩ホテルのネオンを見るたびに、『あぁ、あそこで今誰かと誰かが……』と悶々とした気持ちになりそう」(30歳・男性)
そこにあるだけで、生々しい男女の秘め事を彷彿とさせるラブホテル。これについては男女によって違う反応が。なかには「家の近くにラブホテルがあるが、以前、知人が女の子とホテルに入っていこうとするのに遭遇し、複雑な気持ちになったから」(34歳・男性)と、実際に気まずい体験をした人もいるようだ。
第2位 お墓
「幽霊とか人魂が出るのでは……。怖すぎて一人で夜道を歩けない!」(29歳・女性)
「実際になにかあるわけじゃないんだろうけど、お墓を見るたびに昔聞いた怪談とかを思い出してしまいそう」(34歳・男性)
「死体安置所」などと同様、人気がなかったのが「お墓」。死を連想してしまう場のそばでは、心休まる暮らしができないと思われているのかもしれない。
第1位 キャバクラ、風俗店etc
「キャバクラや風俗店自体が悪いわけではなく、こういった店がある周辺は盛り場になっていることが多いので、深夜になっても近所で人が騒いでそう。うるさくて眠れないんじゃないかと心配」(33歳・男性)
「キャッチや呼び込みがいっぱいいて、道を歩くのが面倒くさそう」(28歳・女性)
「酔っ払い客が大半だと思うので、運悪く絡まれたりして、なにか面倒なことに巻き込まれるんじゃないかと不安」(31歳・女性)
1位はキャバクラや風俗店。治安の悪化を懸念する人が多いことが分かる結果となった。
しかし「昔、キャバクラ通りの先にあるマンションに住んでいたけど、深夜でも常に呼び込みの男性がいたので、帰宅途中に変質者につけられたり驚かされたりするなど怖い思いをすることはなかった。今住んでいる閑静な住宅街の方が、夜道は怖く感じる」(28歳・女性)という意見もあった。深夜に帰宅する女性にとっては逆に安全に感じられることもあるようだ。
また、その他の回答としては、「線路のそばは騒音が多そうなので絶対に住みたくない」(30歳・女性)、「大きな道路があるところは住みたくない。昼間の車の騒音は当たり前。夜でもバイクなどが大音量で走ってくることがあるので寝られない」(29歳・女性)など、交通関連による騒音を嫌がる人も多かった。
また、なかには「近くにどんな施設があってもいいけど、犯罪事件発生率が高い治安の悪い場所には住みたくない」(29歳・女性)などの声も。
どんなに良い条件の物件でも、その施設があるがゆえに資産価値を下げてしまうこともある。それゆえ、物件を決める前には周辺施設のリサーチは怠らないように気をつけたいものだ。
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