読者の皆様から「聞きたいけど聞きづらい」「今更聞けない」という質問を募集し、複数のプロの投資家に答えてもらう豪華企画!!

たま

小林ヒロシさんに続き、皆様の疑問を解決してくださるのは、DVDBOX「8つのステップ2014」でお馴染み、岸登さん(不動産投資概論の講師を担当)。

小林さんへの質問と回答「お金をかけずに入居率98%を維持するリフォーム術」はコチラ

直近では物件を複数売却しており、売却益だけでもなんと8000万円以上を獲得されています。
東大卒でMBAを取得している岸さん。
オフィスビルやホテルなど不動産の売買プロジェクトを通じ、不動産投資を学ばれています。

岸さんの「今の自己資金」についてや銀行情報など、きわどい質問にも率直に回答してくださいました!!

Q1.購入への一歩がなかなか踏み出せません。岸さんは、1棟目の物件を購入する際、大きな借金への抵抗感・不安はありましたか?また、それを払拭するために行ったことは何ですか?(32歳・会社員)

A1.不安はあったが、「自ら勉強する事」と「先達者に話しを聞く事」で払拭!

90%以上の人にとって、不動産投資と融資(=借金を背負うこと)は不可分な関係です。ご自身だけではなく、ご家族の方の中にも心理的な抵抗感や不安を抱いている方は少なくないと思います。

私自身ももちろん、初めはありました。しかしながら、環境に恵まれていました。

1棟目を購入した時、私は当時勤務していたコンサルティング会社で不動産投資プロジェクトをいくつも経験しました。

不動産ファンドや外資系の銀行、REITなどが「どんな物件」を選定し、「いくらの利回り」で買い、「出口をどう考えて」いるのか、実地で勉強させてもらううちに、いつの間にか心理的なハードルは消え、「自分でもやってみたい」という気持ちがどんどん膨らんでいったのを覚えています。

翻って考えてみると、自分が抱いている心理的な抵抗感や不安を消し去るには
1.自ら勉強する
2.周りに先達者がいればいろいろと話を聞く

この2つの方法しかないと思います。
私は自分で勉強しましたし、それに不動産投資プロジェクトの先輩メンバーやクライアントといった先達者にいろいろと質問して、学ぶ機会を得ることができました。
ぶっちゃけたことを書くようですが、不動産投資の勉強はさほど大変ではありません。セミナーなどに参加しながら勉強すれば、半年もあればそれなりの知識は身につくと思います。千里の道ではありません。

ただし、仮にご家族の方が心理的な抵抗感や不安を抱いている分には、少し大変かも知れません。一般的に女性の方が借金に対する抵抗感は大きいと言われます。

私もそれを懸念して、妻と一緒にセミナーを受講したり物件を見に行ったりもしましたが、彼女は結構ノリノリで、結果的に杞憂に終わりました(笑)

Q2.不動産投資を始めて、損をした、後悔した経験などはありますか?
もしあれば、どのようにして持ち直しましたか?(56歳・会社員)

A2.家賃滞納で弁護士登場! 物件調査の甘さに反省……

現在のところ、損をした経験はありません。
ありませんが、後悔したのは親しい業者さんから紹介された案件で、どんな入居者がいるのかをほとんど調査せずに購入してしまい、購入後半年ほど経ってから滞納が始まり、弁護士案件になったケースがあります。

友人の弁護士にお願いして内容証明、仮差し押さえ、強制執行と言う弁護士コンボを発動してもらいました。
相場よりもだいぶ安い値段で買えていたので、売却した結果、実損は出なかったのですが、当時仕事が忙しかったことを言い訳にして調査が甘かった自分の不手際を猛省しました。