読者の皆様から「聞きたいけど聞きづらい」「今更聞けない」という質問を募集し、複数のプロに答えてもらう豪華企画!!

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工藤先生に続き、皆様の疑問を解決してくださるのは、DVDBOX「8つのステップ2014」でお馴染み、安藤新之助さん(価格交渉の講師を担当)。

今年の9月にも利回り13%・築14年の物件を購入し、所有物件8棟の平均利回りは11.4%だという安藤さん。

どのように価格交渉を成功させながら高利回りを維持してきたのか?また、これまでサラリーマンと投資家をどのように両立してきたのか?

苦労話から成功法まで、あらゆる経験談を赤裸々に語って頂きました!

Q1.サラリーマンと、不動産投資家を両立するのに1番苦労したことは何ですか?(37歳・会社員)

A1.サラリーマンに不動産投資、家族サービス…時間の使い方に苦労した!

両立して1番苦労したことは、時間の使い方です。休みの日やアフターファイブを利用して活動するので精神的、体力的にも厳しかったです。サラリーマンと不動産投資、掛けている時間の割合でいうと、7:3ですね。
収益に換算すると、不動産投資は生産性がかなり高いのですが、日々の家族との時間は残念ながら減りました。当初はそのことに戸惑いましたが、その分家族旅行など内容の濃い時間は増えたので、結果的に良かったと思っています。

Q2.不動産投資に対する家族からの同意はすぐに得られましたか?もし得られなかった場合、どのように同意を得ましたか?(34歳・会社員)

A2.当初は同意を得られなかったが、不安を払拭することで乗り越えた!

家族からの同意は、すぐに得られたわけではありません。万が一失敗すれば、せっかく建てた新築マイホームも失い、最悪のケースだと家庭崩壊にもなりかねないからです。

家族を説得するために、まずは自分が持っている「借金に対する不安」をカバーしようと考えました。そのために行ったことは、有料セミナーに参加することです。(無料だと「タダだからいいや……」という甘えが出てくるので、お金を掛けるようにしていました。)

成功されている方々の話しを聞くことで、ある程度の不安は払拭することができましたし、セミナーで習得したことを実践することで、何百倍ものリターンを得られることを知りました。事例で挙げますと、セミナーで消費税還付の受け方を知り、金額にして400万円の還付に成功しました!知らなければ、その400万円損していたと思います。

聞けば簡単なことでも、知らないままでいることは大きな損失に繋がると実感し、その後も自己投資を続けました。1泊2日で12万円のセミナーに参加した時は、家族から「変な宗教団体や悪徳商法に騙されているのではないか」と疑問視されましたが……(苦笑)

これまで総額300万円程は自己投資に使ったと思いますが、その分確実に元を取ることに成功しています。

その結果、自分が持っていた「不動産投資に対する漠然とした不安」を払拭することができ、家族に自信を持って説得できるようになりました。日々、積極的にお金に関する会話をしたり、将来のビジョンを語ったりすることで同意を得ました。

Q3.DVDで、年間家賃収入が7000万円であることを拝見しました。家賃収入がいくら位になったら、サラリーマンをリタイアしようと考えられますか?(37歳・会社員)

A3.税引き後のキャッシュフローで生活が可能かどうかが必須条件!

現在の目標は、年間家賃収入1億円、税引き後のキャッシュフロー2500万円です。現在、満室想定の年間家賃収入が8500万円なので、セミリタイアもようやく目前にせまってきました。

重要なのは、税引き後のキャッシュフロー(手元に残るお金)で生活が可能かどうか。サラリーマン収入以上のキャッシュフロー+事業に必要な経費+剰余金(企業活動で得た利益のうち、分配せずに社内に留保している額)、これがセミリタイアの最低条件だと考えています。

実際に、1億円・表面利回り10%のRC物件(返済期間 元利均等30年、金利2.5%、空室率10%、経費率15%、所得税+住民税率30%)を購入したとしても、税引き後のキャッシュフローは169万円にしかなりません。そんなに手残りがあるものではないと感じませんか?

私も家庭を持つ身。私が判断を誤れば一家離散というリスクも抱えているわけで、自宅もあれば住宅ローンも抱えなくてはいけません。子供が成人するまでの養育費など、いろいろな場面でお金が必要になってきます。セミリタイアは、それらを見据えた数字が見えてきてからですかね。