――いつ頃、日本に来られたのですか?
日本に来たのは15年前です。来日後すぐに商売を始めました。最初は小さな個人商店でしたが、中国の景気上昇とともに売り上げを伸ばすことができ今は新橋にオフィスがあります。

――ではCさんは、どんな物件を、どんな目的で購入しましたか?
港区三田にある4LDKのマンションを3年前に買いました。そこは以前住んでいた四谷のマンションが老朽化し、取り壊されることになったので、新しい住居として買ったんです。

――ローンですか?
いやキャッシュで払いました。私に限らず日本で不動産を購入する中国人は、ほとんど現金で払います。中国人独特の考えかもしれませんが、ローンの利息はもったいないと思っているんです。余計なお金を払いたくない。矛盾しているようですが、お金持ちほどその傾向が強いですね。

――なるほど。ビジネスでは現金先払いが当たり前といわれる中国ならではの習慣かもしれませんね。では、Cさんは投資目的で日本の不動産を購入していないのでしょうか?
今はしていません。会社が順調とはいえ、まだそこまでの余力はありません。でも、日本で不動産を投資用に買っている、友人の中国人は多いです。彼らは中国で建設業や不動産業などを営んでいる大金持ちです。

――その人たちが買っているのは、どんな物件ですか?
港区や湾岸エリアの高級タワーマンションですね。やはりキャッシュで買っているようです。投資のため、あるいは日本に留学している子息のためなど、その目的は様々ですが、いずれ転売するなどして利益を上げることでしょう。最近、とくに彼らの動きは活発ですね。

――それはやはり2020年の東京五輪開催が決まり、地価の上昇が見込まれるからでしょうか?
そうですね。2008年の北京オリンピックのときにも、同じ現象が起きました。単なる地価の高騰だけでなく、インフラの整備に伴いさまざまな業界に経済効果があったんです。その後の中国の景気はご存知ですよね。2020年の東京も、きっと好景気に沸いていると予測して、彼らは投資しているんですよ。まあ、実際どうなるかは、私には分かりませんが。

たしかに、過去すべての五輪開催国が中国並みの景気上昇を成した訳ではない。ただいずれにせよ、向こう数年は中国だけでなく、様々な国の資本が日本に流入し、不動産を中心に投資していくことは間違いないだろう。日本の投資家のみなさんも市場の動きからは、目を離さないほうが良さそうだ。

【関連記事】この記事を見た人はこんな記事も見ています!


・ どうなる日本の土地!?購入しまくっている中国人投資家の実態

・ 東京都心で不動産バブル?「買い」の主役は欧米系からアジア系へ

・ 外国籍の方にも融資をする金融機関はココ!

・ フィリピン?マレーシア? それともタイ? 今、アツい投資エリア

・ 投資家として、シンガポールの不動産を購入するのはNGな理由