03_不動産投資_藤田最終_03152015

初めて不動産投資を行う際は、下調べなどの準備が欠かせない。用意周到な計画を立てる、ぬかりなく情報収集を行う、予算に合った物件を選ぶ……。リスクを回避するために、できる限りのことを行う人がほとんどだろう。

しかし、基本的なことさえ抑えておけば誰でもローリスクの不動産投資ができるかと言えば、答えはNOだ。

「不動産投資で一儲け」と考える前に、まずは自分に不動産投資の素質があるのかどうかを見極めたいところだ。また、素質のある人はどのような点に気を付けながら不動産投資を行っているのだろうか。2人の不動産投資家に、不動産投資に向いている人の特徴を聞いた。

8棟111室保有のオーナーが思う、「向いている人の5箇条」

まず話を伺ったのは、2008年から不動産投資を開始した不動産投資家の安藤新之助さん。現在8億5千万円の投資を行い、8棟111室の物件を保有しているという。

「不動産投資に向いている人の特徴を5つ挙げるなら?」と尋ねたところ、次の5箇条を挙げてくれた。

  1. 円滑なコミュニケーションが取れる人
  2. DIYが好きな人
  3. 自分の考えが明確な人
  4. リスクを恐れずにチャレンジできる人
  5. 得た情報や収入を分け合える人

では、それぞれの理由はというと……。

「不動産投資をするにあたり、経営者として多くの人と会う機会が増えます。不動産業者、銀行員、司法書士、税理士、リフォーム業者……最低限これらの方との商談が生じますし、投資家仲間と知り合う機会も増えるでしょう。そのため、円滑なコミュニケーションが取れるかどうかが重要になります。」

個人で戦う不動産投資家だからこそ、周囲とのコミュニケーションをどれだけ図れているかが重要。コミュニケーションに関するセミナーやマナー本も効果的だという。

2つ目のDIYについての見解はこうだ。

「不動産投資は建物や部屋が商品。その商品に自分の手で付加価値を与えることが苦にならない人は、まさに天職になるのではと思います。

私自身職人あがりなので、基本的にDIYは好きです。休みの日を利用してカッティングシートやタイルを張ったりして楽しんでいました。結果、オリジナル性の高いお部屋になり、家賃アップに成功しています」

実際に安藤さんがDIYを手がけたA市ファミリー物件(全6室)では、もともと6万8000円だった家賃を7万8000円にアップさせることに成功した。購入時の満室家賃は月48万円(年576万円)だったが、現在の満室家賃は月52万6000円(年631万2000円)に。利回りも購入時の10.47%から11.27%へアップしたという。

リフォームやメンテナンスもさることながら、入居者に喜んでもらえるような、プラスアルファが、物件に付加価値を与えられるようだ。