すでに不動産投資で成功を収めている著名現投資家に「もし、これから不動産投資をはじめるのなら、どんな物件を選ぶのか」をインタビューする当企画。第2回は、行動力抜群の投資家けーちゃんこと、寺尾恵介さんにお話をお伺いした。
不動産投資をはじめようとしたとき、一体どんな行動をとったらいいのだろうか。
「まずは物件100件を見る!」当時、そう決めて実行したという寺尾さん。
不動産投資をはじめて4年でサラリーマンをリタイヤ、その軌跡をブログで綴り人気を博した人気ブロガーでもある。果たして、寺尾さんが今選ぶ1棟目の物件とは?
高速バスに乗って3カ月で100件の物件見学
北陸地域を中心とした中古一棟マンションと、首都圏(神奈川・埼玉・東京)と名古屋に限定してファミリータイプ区分マンションに投資をしている寺尾さん。
不動産投資を知って勉強をはじめたのが2003年のこと、実際に物件を探しはじめたのは2004年に入ってからだとか。
「当時は転勤で富山に住んでいましたが、東京の区分マンションを購入しようと考えていました。都内の区分マンションは、今ほど値段は高騰していませんでしたが、当時でも表面で10%あるかないかの利回りでした。
利益は少ないけれど安定して手間をかけずに運営できる……というところに魅力を感じて購入したいと思ったのです」
今のようにインターネットだけで簡単に物件検索ができなかった時代、地方に住みながら一体どのように物件探しをしたのだろうか。
「当時は富山県の高岡市に住んでいまして、情報はインターネットで調べていましたが、当然『楽待』のような便利なサイトはありません。不動産会社のオフィシャルサイトに物件情報が出ていたので、区分を取り扱う会社を常にチェックして、気になる物件があれば問合せを行って、資料を送ってもらっていました」
そうして物件情報をコツコツと集めたら、2週間に一度、週末を使って上京。地道な物件調査を繰り返したそうだ。
「上京したら、だいたい15件程度の物件を調査しますので、資料も15件分集めないといけません。当然、売れてしまう物件もあるわけで、実際には2週間に15件ではなく、もっとたくさんの情報を集めていました。今と違って情報収集は手間がかかりましたね。
もちろん、どんな物件でもいいわけではありません。駅からの距離や築年数など自分なりの目安で選定していました」
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