おはようございます。”かっちん”です。

突然ですが、読者の皆様は、指値についてどのような認識をお持ちですか?

書籍やネット上の情報で、「売値は売主の売りたい価格であり、大幅な指値をしてもいい(するべきだ)」なんて記述も見受けられます。

もちろんその通りだと思います。世に出ている物件で、「この値段で本当に売る気があるのかなぁ」なんて思う物件はザラにあります。

では、自分の思った金額で指値を入れるとして、その時の自分側の仲介担当者はどういう気持ちなのか・・・。

当たり前の話ですが、仲介業者からしてみれば、物件価格は高いにこしたことはありません。これは売り側の仲介業者も買い側の仲介業者も同じである、ということを頭にいてれ置くべきです。

ネットなどに掲載されている物件に問い合わせを入れて、その担当者と初めて商談する、って言うケースならまだいいかもしれません。

しかし、不動産投資をすすめていき、懇意にしている仲介業者の担当者から物件を紹介された場合、やたらに厳しい指値を入れるとソッポを向かれかねません

もちろん、自分の買いたい金額は主張するべきです。ただ、僕が言いたいのは、ネットや書籍の知識を丸呑みして、物件価格の○○%の金額をとりあえず言ってみるなんていう根拠の無い指し方は辞めておいた方がいいと思います。

結論

自分が買主の場合、買主としての権利を最大限主張してくれるのが仲介担当者だと思います。良い担当者に当たると、きめ細かく調査してくれて、本当に助かります。

勢い仲介担当者はすべてこちらの見方だ、と思いがちですが、仲介手数料の体系がこうである以上、物件価格については、あちらの仲介担当者と同じ目線だということは頭の片隅に置いておくほうが、作戦も立てやすいのではないでしょうか。

今月の僕のコラムです。あわせて是非お読みください。

6月1日掲載→事業規模の拡大を目指すか自己資本比率のアップを目指すか?

6月2日掲載→自己資金が1000万円必要。でも手元の自己資金は500万円。

6月3日掲載→買うかどうか迷ったけど買わなかった物件

6月4日掲載→良い物件なら売るわけない!? 売りに出されている物件では…?

6月5日掲載→アパートローンの金利は○○%以上でないと儲けが出ない。

6月6日掲載→銀行から融資を受けやすくするための小さなコツ。

6月7日掲載→不動産経営に役立つスマートフォンの使い方。

6月8日掲載→デッドスペースを利用して収益アップをはかりましょう。

6月9日掲載→当たり前のアパート経営の1歩先を考えさせてくれた物件。

6月10日掲載→5000万円の物件を買っても大家が手にするのは10万円くらい。

6月11日掲載→目標のキャッシュフローを上方修正。

6月12日掲載→「新築区分マンション投資」の営業マンに逃げられました。

6月13日掲載→土地持ちの方がアパートを作ってもうまくいきません。

6月14日掲載→考え方を変えれば、アパートの利回りは「倍以上になる」?

6月15日掲載→買主側の仲介業者も売主側の仲介業者も考えることは同じ。

6月16日掲載→2週間で外壁塗装ができました。”退色しにくく””普通”が狙い。

6月17日掲載→1棟物件か区分所有か?それぞれのメリットとデメリットの確認。

6月18日掲載→突風によるソーラーパネルへの被害から見るリスク回避の方法論

6月19日掲載→管理の仕事ってなんだろう…。自主管理についても考えてみる。