ハザードマップが基本
しかし、そこには堤防の危険性は書かれていない

不動産投資をする時に、洪水のハザードマップを見ることは一番の基本です、しかし、ハザードマップには堤防の危険性はまったく描かれていません。
日本全国どこでも河川堤防は決壊・越流する可能性があり、それは避けることはできません。しかし、河川によっては、比較的安全な個所、危険な個所を調べることもできます。

鬼怒川の堤防の整備計画が完成していたのは約68%

鬼怒川についても、もちろん河川整備計画が策定されており、堤防の整備についても計画されています。この整備状況は、平成18年時点で約68%が完成しているようです。日本の河川の平均は25%なので、かなり整備が進んでいた河川といえるかもしれません。

今回、鬼怒川の決壊・越水個所は河川計画の未整備区間、暫定区間

河川がどの程度整備されているかについては、未整備区間、暫定区間、完成区間の3つにわけて示されます。
今回の鬼怒川では、上流側の越水個所は河川計画の未整備区間、下流側の決壊個所は河川計画の暫定区間にあたります。

河川整備計画が完成しているところは比較的安全

一概には言えないのですが、計画が完成したところ(完成区間)は、比較的安全で、それ以外のところは比較すると危険といえると思います。繰り返しますが、絶対に安全、絶対に危険というわけではないですよ。

どうやって調べるか

実はこれがなかなか難しいのです。ハザードマップのようなポータルサイトはありません。河川整備計画自体もネットの上から見ることができるのは数少ないものでしかありません。

個人で手をかけずに調べるとすれば、インターネットで「河川名」「河川整備計画」「堤防整備」と検索し、検索されたものの中から、要約されたもの、プレゼンテーション用などに作成された資料などを見るのがよいと思います。

堤防の危険性は高さ不足だけではない
←それを調べるには

堤防が決壊するのは河川の水位が堤防を越えた時が多いのですが、堤防によってはまだ水位が低いときでも、パイピングなどの現象で決壊することがあります。

大きな河川に対しては、この危険性に対して一斉点検をしており、その結果は国土交通省のサイト(河川堤防詳細点検(浸透による安全性)情報図)で見ることができます。

この図を見ると、安全性が不足しているのがどの区間かがわかります。