前回の第3回では、入社3年目の25歳で1戸目を購入するにあたり、区分ワンルームを選んだ理由について書きました。
何故区分ワンルームマンション投資なのか?【第3回】https://www.rakumachi.jp/news/practical/11774
不動産投資の勉強を始めて半年が経ち、真剣に物件探しを始めた頃に事件は起こりました。
事件発生!!
ある友人と久しぶりに会う機会があり、彼から都内のワンルームマンションを購入したと聞きました。彼は大学時代からの友人で以前から将来の資産形成、今後の進路についてよく話をしており、不動産投資についても夢を語り合っていました。彼は一流企業のSEとして活躍しており、私と同じ入社3年目で仕事にも慣れ、将来の資産形成について真剣に取り組み始めようとしていたところでした。
2,100万円の新築ワンルーム
よくよく話を聞いてみると、墨田区の2,100万円の新築ワンルームを購入し、35年のフルローンで毎月マイナス2万円の持ち出しがあるとの事でした。さすがに半年間不動産投資について勉強していたので、その物件が不動産投資の対象としてはNGの物件であることはすぐに分かりました。
しかし、彼の言い分からすると、2万円の生命保険に入ったと思って買ったと言うのです。不動産会社の営業からそう言われたようですが、25歳で2万円の保険だと2,100万円の何倍もの死亡保険の付いた生命保険に入れると思います。
毎月2万円の持ち出しというのは、月々に換算すると払える金額ではありますが、一度も空室が無く、家賃の下落も無く、金利の上昇が無くてもとんでもない金額になります。
2万円×12ヶ月×35年=840万円の持ち出しです。
それに空室の期間、家賃の下落、エアコン等の設備の交換等、挙げればキリがない程のリスクが待ち構えています。
私と会う前日に契約をしており、クーリングオフの期限内であったので、全力でその物件の契約を解約するように説得しました。
そして、自分は不動産投資を始める準備期間として、半年間勉強したことや、購入した物件について友人が全く理解できていなかったので、ひとつずつ説明し、解約することに納得させました。
契約はしたものの、銀行のローン審査待ちの状態であったため、今から考えればそのローンの審査を落としてして貰えば、ローン特約がその不動産の売買契約に含まれていたため、契約を無効にできたのですが、当時の私にはその知識が無かったため、何も助けてあげることができませんでした。
行政書士に契約の解除を依頼!?
彼も事の重大性に気づき、同じような悩みを抱えている人が行政書士経由で契約を解除している事をインターネットで知り、行政書士の先生に依頼をし、契約解除の対応をしてもらうこととなりました。
彼は物件を吟味し、相場感を身につけた上でそのマンションを購入した訳ではなく、会社に電話のかかってきた不動産業者からマンションを購入したのです。電話営業をしている不動産業者全てが悪いとは言いませんが、やはり儲かる話というのは自分の足で掴みに行くものだと思います。
行政書士経由で契約の解除を告げたところ不動産業者の態度が急変!!
続きは次回に書きたいと思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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