シェアハウス物件への融資に対する銀行の考え方

こんにちは。ハムスター大家です。

本日は、私が様々な銀行に打診して回った結果の、現在におけるシェアハウス物件への融資に対するスタンスを共有させて頂こうと思います。

 

(注)シェアハウスとは、建築基準法上の寄宿舎のことです。最近世間を賑わせている、違法シェアハウス・脱法シェアハウス等については、今回のコラムの対象外とさせて頂きます。

 

まず、多くの銀行において、基本的にシェアハウスへの融資に関しては非常に消極的であると思われます。

消極的どころか、シェアハウス(寄宿舎)への融資は一切行わないという明確なスタンスを持っている銀行も多々あります。

 

その理由としては、銀行の考え方はそもそも非常に保守的で、マーケットにおける十分な実績がない分野に対しては、過去の実績ベースで将来予測を行うことが非常に困難である以上、リスクの査定が困難であるということが主に挙げられると思います。

例えば、通常のRCマンションでしたら、収支予測におけるシミュレーションの際の賃料水準が割高か割安かは、周辺相場を調べることで判断可能ですが、シェアハウスの場合は、マーケットが十分に確立されておらず、賃料水準が適切か否かの判断等が難しいなどといったことが挙げられます。

 

銀行からは様々な質問をされることが想定されます

上述のように、銀行にとっては、比較的未知の分野であり、また、案件そのものの数がマーケットで非常に少ない為、銀行の担当者のシェアハウスに対する理解が十分ではないケースも多々あり、様々な観点から質問をされることが想定されます。

私の経験上においても、主に以下のような観点で質問されました。

 

 

シェアハウスの法的な位置付け

⇒シェアハウスに関連する法的な論点や、どうしてその物件に法的な問題が一切無いと言えるのか…等の説明が必要となります

どういった層をターゲットにしているのか

⇒賃料の安さを売りにした物件なのか、それとも明確なコンセプトを打ち出して高めの賃料を設定した物件なのか…等を説明する必要があります

どうしてその賃料が適正であると言えるのか?

サブリース契約を締結する物件の場合、当該サブリース契約が終了した後はどの程度の賃料が見込めるか?

⇒本件と類似した他物件のサンプル等を集めることで、ある程度は説明が可能になります

賃料以外の雑収入が見込める場合は、当該雑収入についてのシミュレーション

⇒シェアハウスは賃料以外にも雑収入が見込まれるケースが多々あるかと思われます。それらについても、合理的な算定に基づくシミュレーションが必要です

その他

 

これらのポイントについては、今後のコラムで追々記載していきたいと思います。

 

 

一部の銀行は融資に対して徐々に積極的になってきております

シェアハウスへの融資は非常に厳しいといっても、逆を言えば、上記のようなポイントを全て論理的に説明できるような状態にあれば、融資の可能性は十分にあると考えられます。

私も、根気強く資料を準備して丁寧な説明を心がけたことで、結果的に、非常に低い金利で借り入れを行うことができました。

 

シェアハウスへの融資に対しては、依然としてハードルが高いのは事実ですが、実際に徐々に融資に対して積極的になってきている銀行もあるようです。

特に、一部の地方銀行や信用金庫等でそのような傾向が見られます。

 

シェアハウス物件を保有する場合、4.5%の金利で調達するしかないか…と諦めかけている方もいらっしゃるかと思いますが、だんだんトレンドも変わってきているようなので、諦めずに頑張りましょう!