北海道リタイアメント大家のディユアルライフ大家です。
リタイアメント直後からアジアに移動して8日目。日中は32度以上!ハッキリ言って涼しいとろろに移動したくなります。
毎日プール・海に入ったり、ビールを飲んだいしています。少しあきました!
今回はホテルを全て予約済みなので次回デュアルライフの移動時には少し涼しいところも行ってみます。海外の飛行機はびっくりするくらい安いです!
パソコンを持参していないので、今は街角のネットカフェで書いています。キーボードの表示が英語と現地アジア語のため、変な変換・変な文字の使用になるかもしれませんが勘弁ください!
リタイアメント後、時間ができたら書こうと思っていたテーマ
アジアで書きます。
1.事故の状況
2015年1月でした。北海道なのでとても寒い正月明け。最高気温はマイナス。当時はサラーリーマンでしたので勤務中に個人の携帯電話が鳴り響きました。
『○○さん、入居者が亡くなりました。部屋の中で。警察が現場検証しているので、詳細はわかりませんが恐らく自殺です。』
声の主は管理会社の社長。
頭が真っ白!もう終わりだな、この物件!どうしよう!
『詳細がわかったら教えてください』が精一杯の回答でした。
その後に判明したのは
①入居者は仕事もなく一人で暮らしていたが、精神疾患があり、将来を悲観したのか、発作的に自殺。
②近所に兄弟2人が住んでおり、連絡が取れない事を心配し、管理会社・警察に通報の上、部屋を開け、自殺を発見。
③真冬の北海道で、発見が早かったため、遺体の損傷は無く、室内の汚れ等も一切無かった。
今回運がよかったのは、②と③。とにかく早く発見できたので部屋の汚れ等が皆無でした。また、時期が冬の北海道であったのも不幸中の幸い。暑い時期だったらどんなことになってたか!
また、管理会社の社長が遺族としっかり交渉していただき、僅かですが原状回復費用+6か月分の家賃を遺族から頂くことも出来ました。
2.事故後の物件の扱い
すごく当然のことですが、このケースでは次の2つの選択肢がありました。
①大幅損失覚悟で売却
②このまま保有
最初①で考えましたが、あまりにも損失が多く、事情が事情なだけに売却の宣伝・相談があまり出来ず、すぐに断念。
結局、②の選択になりました。
②を選択するに当たり自分が取った行動は
・今回対応頂いた管理会社には心理的な負担があるので、正しい事情を話し別の管理会社に管理を変更。
・このアパートは全8室。このうちの1部屋が事故になったが、この部屋はリフォームせず、物置部屋にする。または放置する。何度も書きますが部屋は経年劣化以上の汚れはありませんでした(新管理会社の提案)。
当時、8部屋中4部屋しか埋まっておらず、4部屋のうち1部屋で事故が発生したため、3/8の入居率。ひどい状況でしたが格安で購入していたため、リフォーム代金込みの利回りでも当時16.3%でした。
覚悟を決めたので、この物件の入居率を上げる為、2015年夏に外壁サイディングの張替え工事を実施。
費用はかかりましたが、イメージが全く変わりました。
3.そして1年3ヵ月後
部屋の入居は7/8。入居していないのは事故のあった部屋のみ。
利回り26.4%!
昨年の退去がゼロ。この利回り計算にはサイディング費用を分母に入れています。
あせって売らなくて良かった!
結論(参考に出来れば)
1.事故があるとあせります。あせって対応しても良い結果は出ない。
売却していたら、絶対に大幅損失で終わっていました。
2.自殺という事故が発生しても、案外たいしたことは無い。
全ての人はいつかどこかで必ず死にます。大昔からこれは変わりません。
原始時代から考えたら、自分の立っている足元での周りで死んだ人がいない場所は無いのでは?と考えるようになりました。
3.この経験が自分を大家として強くしてくれた。
この事故が起こるまで自殺を恐れていました。これが起きたら物件の命は無くなる!そう考えていました。しかし、現実は何でもないどころか、事故部屋を除き、満室経営も可能。しかも26.4%!
あってほしくはありませんが、もう一度起きてもうまく対応できる自身がつきました。
事故後の部屋にも入りましたが、何の変哲も無い普通の部屋でした。
全ては大家の気持ちの問題である!
こんなことを考えました。
本日も最後まで読んでいただき有難うございました。
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