年明け早々、「夜逃げ発生」の一報を受け取ってしまった上に、さらに所有物件の天井が落ちてしまった「空を飛べなかった大家さん」です。副業でトラブル続きの状況なのに、本業でも大きな壁にぶつかってしまいコラム執筆もままならぬ状況で3ヶ月たってしまいました。悪いことは続くもので、実はその後に夜逃げが2件追加発生し、ここまでトラブルが続くと逆に驚かなくなってしまいます。

 

1月から3月かけて3件の夜逃げと所有物件の天井落下が発生し、管理会社と法的手続きの調整の日々!

 

夜逃げについては、「賃貸借契約解除検討要請書兼支払い停止通知書」なるものを賃貸保証会社より受領し、「建物明渡請求訴訟提起の確実な要件づくりのために、一時的に家賃等の支払いを停止する」という措置が取られました。いまさらながらですが、大家の立場っていうのは弱いものだと実感しましたね。家賃滞納の上、夜逃げまでされても自分の所有物件の中にさえ入れないし、「建物明渡請求訴訟提起の確実な要件づくり」のために家賃の支払いまで停止になる訳ですから。こんなことが同時に何戸かで発生したら、ローン返済に支障をきたしキャッシュに余力のない大家は破綻しかねないですよね。私の場合は1月から3月の間に同時に3件発生し、未だに家賃支払い停止の状況が続いている上に、天井落下の修繕費の支払いが発生しましたが、幸いにして所有物件全体の入居率が高いことに加えて、サラリーマンの給与でキャッシュに余力があることで賃貸経営上はとりあえず危機を免れています。

 

こんな時にサラリーマンを続けていてよかったなあ、と思います!!

 

天井の修繕費については工事請負業者との補償交渉について弁護士と相談するため一時的ですが持ち出し費用が発生したことから、キャッシュに余力がないと長期戦には耐えられません。家賃は入らないし、修繕は待ったなしだし、補償交渉には事前の資金が必要になるし、とにかくキャッシュがないとどうにもならない状況でしたが、サラリーマンを続けていたことで「お金にも心にも」余裕があったことで、冷静に事に当たれたのだと思います。

 

そのサラリーマンとしての本業でも大きな壁にぶつかり、この3ヶ月は本当に試練の日々でした。

 

本業では、事業計画通りの収益確保が困難な状況が判明し、各種の善後策の立案/実行に追われていました。それらの対策は、個々の担当部署にとっては「厳しいだけでなく、不合理にさえ感じられる」ものでした。所謂、担当部署が全体最適の犠牲になる構図です。

 

この様な試練をどうやって乗り越えるかが、サラリーマンの醍醐味ですよね!!!

 

皆さんも駆け出しサラリーマンのころがありましたよね!

その頃、「なんでこの仕事自分がやらなくてはならないのか」とか「なんでうちの部署がこんな役割を押し付けられなければならないんだろう」とか、どう考えても合理的な理由が理解できなかったことはありませんでしたか?

これがまさに全体最適における個々の合理性の限界なんです。会社では、すべての人が同じ情報を持っている訳ではないし、知識や経験も人それぞれです。経営中枢にいなければ知ることが出来ない重要情報もあり、それを知っているかいないかで自ずと判断も変わります。なので、仕事を任される担当部署にとっては「合理性がない様に見えてしまう」事も、実はたくさんあるのがサラリーマンの世界なのです。

 

こんな合理性の限界をどうやって超えて、試練を乗り越えるか??

 

この答えは、ずばり「人間力!」

何の事はない。当たり前のことですが、でも一番遠回りで難しい事なんです。

つまり、「あの人が言うことだったら、とにかく信じてやってみよう」と思ってもらえるかどうかなんです。これは、地道で長い作業だと思いますが、真面目に愚直に歩んできた人にだけに与えられる「力」です。課長であるあなたが、部下が相談に来た時に「今は忙しいから後にしてくれ」ともし口癖のように言っているとしたら、即刻改めた方がいいですよ。

 

4月も終わりですが、こうしてコラムを書いているのも無事試練を乗り越えられたから!

 

話がだいぶ逸れてしまいましたが、本業と副業のシナジー効果はいろんなところで現れます。それが形のあるキャッシュであったり、形のない信頼関係であったり。

前のコラムでも書きましたが、私は50歳を超えてこのことに気づき、今回の壁も何とか乗り越えることが出来ました。まだまだ続く各種の試練も必ず乗り越えられると信じています。

 

本日もお付き合いいただきありがとうございました。本業も副業も自分を成長させてくれる素晴らしい教師だと思えれば、ますます楽しい人生になると思いませんか?