売電収入予測値の算出方法

 

こんにちは。サムライ大家です。

 

野立て太陽光発電所の案件資料を取り寄せると、実に様々な方法で売電予測値が算出されています。

 

中には、明らかに高めに見積もっているもの、すなわち表面利回りを高く見せているものもあります。

 

市販のシミュレーションソフトの算出結果をそのまま使っているものや、温度補正をかけてシミュレーションしているものなど、様々です。

 

高く見積もっているのかどうかを判断できるようにするためにも、もらった資料のデータに基づいて常に同じ方法でシミュレーションできるようになるべきです。

 

今回のコラムでは、売電収入予測値の算出方法を具体的にお伝えします。色々な方法がありますが、多くの案件資料でも使われているオーソドックスな方法であり、サムライ大家は常にこれで計算しています。

 

売電収入予測値の計算式

 

■売電収入予測値(税込)=売電単価(円/kWh)(税込)×年間発電量(kWh)

年間発電量(kwh)1日の日射量(kWh/(㎡・日))×損失係数×太陽光パネル容量(kW)×年間日数(日)÷1(kW/㎡)

 

 

「1日の日射量」…物件所在地の1日の日射量。NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)のデータベース(NEDO日射量データベース閲覧システム)で調べて取得。3.6~4.3くらいの値が多い。

「損失係数」…主にパワーコンディショナーで生じる損失を考慮するための係数。一律で80%、つまり0.8を使うことが多い。ちなみに、NEDO技術開発機構太陽光発電導入ガイドブックでは0.73となっている。

「太陽光パネル容量」…例えば60kwのパネルであれば60を代入。

「年間日数」…1年間の日数。つまり365を代入。

1(kW/㎡)…標準状態での日射強度。数値上は1なので計算に影響なし。1なので無視されることが多いため、一見すると単位が合わないように思うが実はこれが省略されている。

 

損失係数、年間日数については固定値を使用しますし、パネル容量は案件資料を見ればすぐに分かります。

 

問題は「1日の日射量」です。こちらはNEDOのデータベース(NEDO日射量データベース閲覧システム)へアクセスして数値を取ってこなければなりません。

 

傾斜角、方位角によって、同じ地点でも数値は異なります。例えば、「千葉県佐倉」では、傾斜角30度(パネルの設置角度)、方位角0度(真南)の場合、日射量の年間平均値は「3.89kwh/(㎡・日)」となります。

 

次回のコラムでは、NEDO日射量データベース閲覧システムの使い方をお伝えします。

 

それでは、また次回宜しくお願いいたします。