土地さがし
ネットで何気なく土地情報を見ていたら、知ってる地域の土地が目に飛び込んできた。その土地は専属専任契約されていた。大手○○不動産。私がまだ、門を叩いた事のなかった不動産会社だ。
道路付けはまあまあだった。地型が良かったので建築プランをお願いして、すぐ入れてみると利回りこそ高くはなかったが入居は廃れないだろう駅近の好条件にある。
しかし、値段が高い。でも、欲しい。そんな思いで、現地を見たその足で不動産会社に電話を入れた。担当のどっしりした声の人に代わり、土地の詳細を聞きに行きたいと申し入れると、すぐにOKしてくれた。甘えん坊の三男を連れていたが、担当の人とは良い感触で話ができたと思う。
ふと、売主様が○○○歳の高齢だと聞いて、自分もそんな年齢で土地や建物を売買する時が来るのだろうか?その時どんな心持ちなのだろうか…と漠然と思った。
最強戦士現る
その土地は、売り出してから(私の頑張りもあり笑)2度値が下がっていた。売り出し中の区分所有の行方を精査してから慎重に進めたかったのもある。
1億近い値段だった為、建築プランを入れると、もっと値が張り融資が降りない…と数人の候補者が通り過ぎていった。ウチは融資が降りている。それだけで一歩リードした気分だった。
区分が売れれば心配なく買える。数ヶ月過ぎ、区分のケリが着いたその日、改めて金額を入れて申し込みをと連絡を取った。担当者は珍しく慌てている。まずは、それらしく区分が売れた事の祝いの言葉を述べられた。
担当者…
…それでですね…あの土地なんですが、
ちょうど本日の午前中に現金で買いたいと言う方が申し込みされまして…○○様にも今、連絡しようと思ってたんです!
こうして半年掛けたワクワク新築賃貸案、呆気ない結末を迎えたのでした。
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