火事の明くる日

まずは消防による現場検証がはじまりました。

 

消防の結論

火元と思われる2階の部屋を重点的に調査されていたのですが、

結局、原因は判明せず(実際、原因が判るほうが難しいとのことでした)

おそらくけが人や死傷者が出なかったので

トコトンまで調査しなかった様に感じました。

古いアパートですので漏電が原因ですと言われなくて良かったです。

※私の見立てでは、火元に住んでいるオッサン(ヘビースモーカー)の

 タバコの不始末だと思うのですが、消防でも判らないので判りようがありません。

 

 ちなみにコノおっさん、今も必殺所有の別アパートに暮らしています。

 

入居者さんへの対応

せっかく滞納もなくトラブルもない優良な入居者さん達を

みすみす逃してはいけないと

他の所有物件を紹介し転居してもらいました

(多少の値下げも行い、8世帯中4世帯を引き止めることに成功!)

 

それと、全ての世帯に対し

敷金の全額返し(敷引き無し)と当月分の家賃全額返しを行いました。

家主としては返済義務はないと思うのですが、

常識の範疇と考え返金いたしました。

 (コレには大変喜ばれました)

 

ただ一人の入居者を除いては・・・

 

この入居者は火災がおきる半年ほど前に入居

敷金・礼金0円

家賃滞納が1ヶ月ほどあり、

火事のあった月の家賃をまだ払っていませんでした。

そのため、敷金礼金全額返しも火災当月の家賃返金もなし

一切の返金がないため、

仕事の重要な書類が燃えた、

大事にしていたコレクションが燃えた

ブランド物のバックが水浸し・・・

などをブツブツと言っておられましたが、

大家として火災の責任はない、

道義的責任は『敷金・礼金全額返し、当月の家賃全額返し』

で誠意をみせた。

これ以外の保証などはするつもりは一切ありません。

これ以上、求められるのであれば、

裁判を起していただき、司法の判断を仰いでください。

と、キッパリ言ったところ

またブツブツと・・・

入居者)マスコミに流していいんですか?

必 殺)どうぞ!かまいません!!

入居者)・・・・・

必 殺)では失礼します。

コレ以降、連絡はこなくなりました。

 こういった方には毅然たる態度で対応すれば案外引き下がるものです。

 

周りの住宅への対応

失火法にて延焼の場合、その責を追わなくてよいとなっていますが、

一応、道義的に一言謝罪をしておくべきと思い、

菓子折りと1万円の商品券を持参し謝罪へまわりました。

 

実際に延焼したのは隣の住宅のみ

しかも有名ブランドの建物(積水ハウス)で、

耐火外壁で表面にススが付いていた程度で、

家屋に燃え移ることはありませんでした。

それに火災保険にも加入されていたとのことで、

『全焼で大変でしたね~』と逆に慰めのお言葉までいただきました。

(やっぱりブランド自宅を建てる方は心に余裕があります・・・)

 

その他にアパート前や横など6件ほど回ったのですが、

すべて、これといった被害は無く、

火事のススを被った程度だったのですが、

1件のみ屋根に灰がかぶった!弁償しろ!!と、

責任を求められてきました。

しかし、失火法を基に保証できない旨を説明するが、

納得せず・・・

では、好きにしてくださいm(-_-)m

と交渉は一切しませんでした。

その後、何度か電話がかかってきて、

道義的責任を問われましたが、

道義的にも問題ない旨説明、

ぜひ、

消防署や弁護士に相談するように言い渡しました。

この方は1万円すらゲットできずに終了です。

(最初に謝罪に伺ったときに持って帰れ!!と言われたので渡さずです)

 

※失火法

例えば大家が保険金目当て等のために己の物件に火をつけたなどの

”重大な過失”がない限り、延焼などによる被害弁償をしなくてよいとなっています。

 

次回、後編(保険会社の対応は?)へ続きます。