こんにちは、上條直子です。

前回、前々回の記事について

たくさんの応援メールをいただき、誠にありがとうございました

台風の被害を乗り越えて生まれ変わったボロちゃん7号の元気な姿は

機会を改めて、たくさんの写真とともにお披露目させていただきたいと思います

さて、今日は戸建あるある!なお話です

 

買う前にチェック!工事が高くつく「間取り」とは

皆さん、中古物件を購入する際には

修繕やリフォームを見越してさまざまな所をチェックすると思います

中でも傾き雨漏りなんかは

お金のかかる工事の代表格ですから

入念にチェックされる方が多いことでしょう

ところが

傾きや雨漏りがなくても

工事が高くつくことが分かってしまう間取りというのがあるのです!

 

・・・

それはトイレの位置。

ちょっと古い戸建(特に平屋)ですと

トイレが廊下のはしっこにあったりします

間取り

※知り合いにお借りしました

変態のわたくしがわりと好んで買ったりする汲み取り&平屋物件にいたっては

90%以上の確率で便所が玄関から一番遠い、廊下の端っこにあります

トイレではなく「便所」と称するほうがしっくりくる位の高確率です

 

この、

トイレの位置が玄関から遠い間取りというのが

工事費用が高くついてしまう危険性が極めて高いのであります

 

あっ、申し遅れましたが

今日のお題の対象はトイレ工事ですので

「これからボロ戸建を買ってトイレ工事もやるぞ!」

という方以外にはあまりお役に立たない内容かもしれませんがあしからず・・・

 

トイレが玄関から遠いと工事が高くついてしまうのはなぜ?

それはズバリ配管の距離が長くなるからです

 

もうひとつすみません

購入した戸建のトイレがたとえ玄関から遠い位置にあっても

すでに下水道に接続済みであるという場合も

今回の記事の対象外になります

よいお買い物をされましたねおめでとうございます

 

ボロい安くて古い戸建ならあるある

簡易水洗or生粋の汲み取り

の購入を検討されているそこのあなた!

購入する前にしっかりと今日の記事をお読みくださいませ

 

・・・

浄化槽を埋設するにせよ

本下水に接続するにせよ

工事にあたっては

宅内配管の取り廻しというものが生じてきます

敷地内を掘削して、排水パイプを接続・埋設する工事です

 

パイプ自体の金額はそこまで大したことはないのですが

高いのは掘削費用(機械・手掘り)、人工代です

もし敷地にコンクリートの部分があれば

それをハツる費用もなかなかのものです

 

浄化槽も本下水も、トイレの汚水だけを流すわけではなく

台所や風呂場、洗濯排水などあらゆる排水をパイプでつないで流すわけです

浄化槽を埋設した場合の放流先(側溝)や本下水の管というものは

ほとんどが家の敷地の前面道路に存在しています

 

浄化槽を埋設するにしても、本下水に接続するにしても

敷地内(=宅内)のすべての排水配管は

すべてこの前面道路に向かってつなげる必要があるのです

(※浸透式浄化槽(側溝に放流せず土中にそのまま排水を浸み込ませるタイプ)の場合をのぞきます)

 

もうお分かりですね

ここで「トイレの位置」が問題となってくるわけです

 

古い戸建では、だいたいが台所や洗面浴室と離れた位置にトイレがあります

台所、洗面浴室の並びで奥、というのならまだしも

ぐるっと縁側まわって反対外の端っこの玄関から最奥にあったりします

 

そうなってしまうと

宅内配管の距離がべらぼうになり

家の形状によってはクランク(配管の曲がり)も多発

距離が伸びれば配管の勾配の問題も出てきたりと

厄介なことづくしになってしまうわけです

 

もしさらに

前面道路から玄関までのアプローチが長い、

「優雅な前庭が自慢のひろびろステキ物件♪」

だったりしたらもう工事費用は天井知らず(笑)

私は実際にそのパターンで購入を断念したことがあります

 

・・・

では、

トイレが玄関から遠い戸建の浄化槽・本下水工事はどうすればよいのか?

工事が高くつくのはあきらめなければならないのか?

 

ドントギブアップ。

 

打開策を次回にご紹介したいと思います!

 

お読みいただき、ありがとうございました♪