皆さまこんにちは、さぬきうどん大家です。

今まで15年以上不動産賃貸業をしていて殆どが善良な入居者さんでして、滞納があったとしてもそれは金銭関係の話であって、入居態度に関わる方は殆ど居なかったというのが実感です。運が良かったとも言えるのですが、それでも稀に退去して欲しい入居者も居ました。

今回は、そんな数少ない、心から退去して欲しいと思った「強制執行、民事調停の巻」です。

相手は以前にもお伝えした、隣家との騒音トラブルから仕返しの放火や漂白用強力塩素系液体洗剤をまき散らしたりする精神障がい者手帳をお持ちの入居者女性(もちろん精神障がい者手帳をお持ちの方が全てそうことをする訳ではございません)。

近隣入居者の安全を守る為に警察や市役所や保健所に相談しても、他で相談して下さいとのいわゆる行政たらい回し状態になってしまい解決しなかったので、民事訴訟に持ち込みました。

訴訟と言っても犯罪事実の立証等難しい面もあり、要はなるべく早く退去してもらいたい事なので、コトを荒立てずに、退去してもらう事に焦点を合わせ、まずは民事調停に持ち込みました。

民事調停では調停委員2名が同席した部屋のテーブルで相手と顔を合わせなければいけないので物凄く嫌な時間です。そしてそれぞれの言い分を片方は控え室に戻って待つ間に調停委員に主張していきます。

第1回の調停で相手方は案の定、近隣入居者とのトラブルは起こしていない、家賃滞納はしていないとの主張で抵抗し、逆に損害賠償を求めたりしてきました。強烈だったのは相手方は調停委員に対し独り言や支離滅裂・ヒステリックな言動を起こし「死んでやる!」とか叫びながらの殆ど真面に会話にならない状態で、退廷後も裁判所敷地内でウロウロしてしており、裁判所事務員が私に「身の危険がありますから未だ建物から出ない方が良いです」と身を守ってくれる程に命の危険を感じるバイオレンス状態でした。実際、退廷後直ぐにもし遭遇して顔を合わせていたら殺られていたかも知れません(苦笑)。

その後の後日調停では調停委員の粘り強い上手な交渉で、なだめながら結局金次第で退去する感じになり、理不尽を堪えながらも早期退去を最優先し高額の金額支払いを承諾しました。せめてもの意地は、名目が慰謝料ではこちらが悪いという意味なので、解決金という名目にする事が出来た位で、泥棒に追い銭の様な調停成立でした。。

 高額の解決金は支払わされたものの、とにかく調停は成立して期日の退去が法的に約束されました。これで期日に退去してくれて一件落着、やれやれと思っていましたが世の中そんなに甘くありませんでした! 次回「強制執行、涙の巻」へ続きます。。