皆さまこんにちは、さぬきうどん大家です。

今回は前回に引き続き、「民事調停、立ち退きの巻」です。調停成立によって高額の解決金を承諾したものの、直ぐに出て行ってもらえる感じではなく、調停委員の勧めもあり4か月くらい先に決まりました。

これには引っ越し先探しやらの準備猶予期間の意味もある様で、調停による立ち退きを考えられている方は直ぐには立ち退きしてもらいにくい事を考慮しておいた方が良さそうです。

また、追い出し立ち退きを受けるような方は引っ越し代金等の資金もそもそも持っていない事が多く、調停による約束だけでは絵に描いた餅になってしまうので解決金には引っ越し先の敷金等や引っ越し運送代金等の意味も実質含まれていて、まさに至れり尽くせりの、泥棒に追い銭の様な立ち退き調停になりました。

このように悪い入居者に入居されてしまうと退去してもらうのに大変な手間心労と大抵高額の解決金が掛かり非常に厄介です。

調停成立後に調停委員の一人がオフレコで「ワシもアパート経営してるけど、入居時の審査をしっかりせなあかんで~」と言ってくれましたが、現実問題入居時の審査で見抜けるのは金銭面のブラックリスト位で、それ以外の迷惑行動者かどうかの判断は難しいものがあると思います。

また入居時には真面でも、入居後に性格等変化する場合もあり、長年住んでいた優良入居者が鬱状態から近隣住民へのクレーマーへ変化した例もあります。

もっとも、手間暇かければ前居住地での現地調査である程度の情報を入手出来る場合もあり、実際に怪しい入居申込者を丁寧にお断りした事もあります。

この時は前居住地が近かったので現調(現場調査・いわゆる張り込み調査)したところ、認知症等の寝たきり老人で30秒毎に奇声というか呻き声を大声で上続ける状態で、張り込みしている野外からも丸聞こえの大声量で大家から退去を求められている感じでした。

そんな方を入居させてしまっては近隣入居者に大迷惑であり、優良入居者に退去されては困りますので未然に防げた成功例です。

また、自己中大家やひどい仲介業者になりますと自分の不良入居者を追い出す為に素知らぬ顔で不良入居者を斡旋してくる場合もあります。通常ならば収益源の入居者を手放すわけですから何か理由があると注意した方が良いです。

大体、年末に駆け込みで入居申し込みをしてくる場合は大家に愛想を尽かされて年内追い出し退去を受けて焦っている場合が多いです(苦笑)。

ただ現調等の手間暇は掛けてられないのが実際で、どんな素性が充分に判らないままに入居させているのが大半の実情ではありますが、賃貸経営の恐ろしいリスクの一つですので、審査項目を増やして少しでも入居後のリスクを減らす必要が近隣入居者の為にも望まれていると思います。

そんなこんなでとにかく調停は成立して期日の退去が法的に約束されたので安心していたら、期日を過ぎても退去してくれません!そしてプロの裁判官と調停委員とで作ってくれた頼みの調停文書も完璧と思っていたら不備が露見!先払いした解決金はどうなるの?強制執行って債務名義だけ取れれば後は自動的に物事が進むのかと思っていたら世の中そんなに甘くありませんでした! 次回へ続きます。。