皆さまこんにちは、さぬきうどん大家です。

今回は前回に引き続き、「民事調停、調停文書の不備の巻」です。調停内容は解決金の半分を立ち退き日の2ヶ月前に振込する約束で、これには引っ越し費用代の実質的意味がある感じです。残りの解決金半分は立ち退き後という調停内容でした。

やっとの思いで調停成立して安心していたら、期日を過ぎても退去してくれない想定外の事態が発生!既に解決金も約束分である半分を支払済なのに、一体どうなるのでしょうか?

頼みの調停文書を読み返してみると、期日に立ち退きしてくれなかった場合に前払済解決金は返金してもらえるのかとか、残りの解決金は支払う必要があるのか無いのかについて一切記載されていませんでした!! プロの裁判官が作ってくれた調停文書でも至れり尽くせりの完璧とは限らず、あくまで自分自身が用心して調停文書を確認しなければならない事を痛感させられました。

解決金の行方はさておき、伝家の宝刀である強制執行だけでも実行すべく、裁判所に相談。すると直ぐに強制執行出来るという訳ではなく、まずは債務名義の執行文付与申請手続きしたり、債務名義の送達証明申請をしたりと、手続きがまどろっこしかったです。

ただ、債務名義の威力は絶対的で、裁判所に行っての手続きでも単に面倒なだけで強制執行への手続き自体は確実に進めることが出来ました。

そして執行官室へ行って執行官と打ち合わせ。執行官は5・60代で今まで社会の不条理を最後に解決してきた様な人間の渋み・深みのある老教師の様な方でした。今までの経緯をお伝えし、未だ新しい引越し先も見つかっていない状態であり、放火や暴力の経歴もあり強制執行に際して何をしでかすか解らない相手である事をお伝えしました。

我ながら至極面倒な事を赤の他人である執行官に頼んでおり、近隣入居者の安全を守る為に各種行政に相談しても、実際に大事件が起こるまでは警察も手が出せない、市役所も手が出せない、保健所も手が出せないという現代社会の各種法体制の不備が生んだ危険で厄介でデリケートな難問題を、執行官という役割を担っているというだけで、初めて会った人物に丸投げしている訳です。

下手をしたら強制執行当日に執行官自身が被害を受ける事も充分考えられる訳であり、私だったらこんな役目は絶対に嫌です(苦笑)。執行官も人の子で家族もおられるでしょうから、本当に任務遂行に頭が下がります。

申し訳ないとは思いつつ、最後の頼みとして執行官に頼るしかない現実。執行官は果たして一体どの様に解決してくれるのでしょうか?名前の通り強制的に有無を言わさずガンガン執行するのでしょうか、それとも・・・? 次回、感動のラストへと続きます!