はじめに
読者の皆様、黒木です。こんにちは!
今回のコラムは少しファンタジーなお話をさせていただきます。
肩の力を抜いて読んでください。
不動産投資関係の本は、実践的でためになる事が多いのですが、どちらかというと
不動産投資をはじめる前や初級者向けに書かれている本が多いようです。
実は、ある程度物件を増やした後、皆さんに読んでいただきたい本というのは結構少ないのです。
今回お勧めの本は不動産投資をこれからはじめる方、中級の方、ある程度物件を買い進んだ方、それぞれのステージで読んでいただきたい本です。
その本のタイトルは「星の王子さま」です。
星の王子さま
ほとんどの方がご存知の本だと思います。
最近、サラリーマン大家目線で子供向けの「星の王子さま」を再度読んでみたところ
色々発見がありました。
翻訳によって多少のニュアンスが変わってきますが、以下2つの点で
サラリーマンと不動産投資について深く考えさせられました。
点燈夫
王子様が訪れた星には、星が自転する度に夜は街灯を点灯させて、朝が来る度に
街灯を消している男がいます。
その星は、昔はゆっくり自転していたのに状況が変わって、今や1分で自転してしまうようになってしまいましたが、男は規則を守ってまったく休みません。
これまでどおり、ルーチンワークとして仕事をしています。
サラリーマンの仕事で似たようなケースがあることを思い浮かべてしまいます。
大きな組織にいると、仕事の意味が分かりづらいというか、なぜこの規則が必要なのか理解に苦しむ場合があります。
また、大手企業に多いのですが、まわりの情勢や状況が変わって、原状に合致しなくなったルールや規則をそのまま慣例的に利用し続けているケースも多々あります。
サラリーマンなら、自分の仕事や会社の規則や慣例に疑問をもったことが一度や二度はあると思います。
自分がオーナ-の大家業なら臨機応変にルールを変えられるのに、大きな組織では皆が分かっているのに手をつけないジレンマに陥るケースが多々あります。
実業家
この章は、そのまま不動産投資家に当てはまると考えています。
星を自分で所有して、その数を数えている実業家が住む星が登場します。
物語で、実業家が行っていることは以下のとおり(翻訳により多少違います)。
・星を所有し、金持ちになる
・新しく星が見つかったら、その星を買うことができる
・星を管理する。星を数えて、そして数えなおす
以下引用です。
とても忙しそうに計算している実業家に王子様が質問します。
「5億の星をどうするの?」
「私のものなんだ」
「星を自分のものにしてどうするの?
「それがビジネスだ」
「もっとたくさんの星を自分のものにする」
「その星をどうするの?」
「銀行に預けておく」
「自分が持っている星を数を紙に書いて、引き出しに入れて、鍵をかける。それだけ」
私は、この部分を読んだとき、なんのために、だれのために不動産投資を行って
いるのかをいつも認識すべきだと考えてしまいました。
不動産の数が増えてくれば、「実業家」のように収支や税金の「数える仕事」や管理が増えて忙しくなります。
私のように星を沢山ほしい人もいますが、目標は人それぞれ違います。
例えば家族との時間を大切にするために不動産投資をしたのに、忙しくなりすぎては本末転倒かもしれません。
また、星は自分のものになったけど返済比率が高すぎて、
銀行のためだけの投資になってしまう場合もあるのかもしれません。
私の場合はまだまだ物件を増やしていくつもりですが、 さらに物件が増えてきた時には、当初の目標を再度考えてみるか、別に目標修正するのか考えることも大事かと思います。
私もそうですが、夢中になるとついつい当初の目標がブレてきてしまう場合があります。
なんのために不動産投資をするのか?物件が増えてきたときにこそ、目標を再認識してみることも大切かと思います。
それではまた、次回私のコラムでお会いしましょう!
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