こんにちは、きりのきです。
今回はテーマを決めてきました。
というか、前回のコラムを書いている間に
次はこのことについて書こうと思いついたので、
しっかりとメモっておきました。
毎回こう、ちゃんとメモを取ったりすれば
アイデアで悩むことなんてあんまりないんですが。(笑)
僕の頭が一番回転しているのは話をしている時とか
こうして記事を書いている最中です。
だから、書いている最中にこそ色々アイデアが浮かぶんですが、
メモ癖がないために30分もすると、「何思いついたんだっけ」
と忘れてしまうんですよね……。
思い出す作業分だけ二度手間です。
スケジュール帳を持つ習慣すらいつまで経ってもつかず、
この先不動産投資やビジネスの幅が拡がったとしたら
ちゃんとやっていけるのでしょうか。自分。
さて、今回は「二面性、多面性」ということをテーマに
コラムを書いてみようと思います。
なお、テーマは決めてきましたが内容については
全く決めてません。(苦笑)
内容自体がどうなるかは、書き終わらないと分かりません。
いつも通りのテンションで進めてさせていただきます。
二面性、多面性視点の重要性
どんなことにも二面性がある。
こんなことは、誰でも聞いたことがあるかと思いますし、
意識したこともあると思います。
じゃんけんをするにしても勝ったほうから見れば勝利、
負けたほうから見れば敗北。
これは一種の二面性です。
じゃんけん勝負をどちらの側から見たか、で正反対の結果となる。
また、所得税の累進課税制度の二面性を考えてみると、
低所得者は負担額が少ない良い制度であるという考えがあれば、
努力してお金を稼ぐ人から搾取する悪法であるとも考えられる。
立場を変えてみるとまったく別の風景が見えてくるのが、
物事の二面性、というものです。
多面性というのは、物事は二面だけでなくもっと細かく、
多彩な角度から見ることができるということ。
例えば、正6面体のサイコロ。
ぱっと見では、6方向の面に1~6までの面が書かれている
立方体である、というイメージしか受けません。
この時点で最低6つ(斜めから見ればもっと)の
見る角度があることになりますが、それだけでなく。
サイコロの目の並びには法則がある。
一つの面とその真裏を足すと必ず7になると言うのは
とても有名ですから、ご存知のことでしょう。
しかし他にも法則はあり、決められています。
それはよく観察しないと分からないし、
場合によっては立方体のままで見ていたら
いつまで経っても気づかないかもしれない。
サイコロは四角いものだというフィルターを通しては
気づかない事実が隠されています。
そう、多面性を見るということはフィルターを増やすこと。
いかに多くのフィルターを持ち、それぞれのフィルターを
通した視点で多彩な評価をできるかどうか。
本当はフィルターを完全に排除して観察することができれば
こんな悩みは不要ですが、恐らく人間には不可能なことで。
代用としてなるべく多面的に、多くの面を観察することで
フィルターを外して観察したことと近似させるしかない、
というのが実情です。
物事の多面性を理解するとはそういうこと。
洞察力が優れているとか他人が気付かないようなことに
よく気が付くという人は、フィルターを多数持っている人。
得てしてそのような人が優秀と評されたり、
天才だと賞賛されたりします。
私たちが少しでも優秀な人たち、成功者たちに近づくには、
このフィルターを増やしていけばいいことになります。
不動産投資を例に挙げて具体的に
このフィルターを増やすという考え方。
何とも抽象的で分かり難い、面倒な考え方のように
思えるかもしれません。
それもまたフィルターが掛かってしまっていて。
実はすごく単純でとても実用的な面を兼ね備えています。
具体例を不動産投資で挙げてみましょう。
私たち不動産投資家は融資を受ける側のフィルターを通して
「融資を受けて不動産投資をする」ということを見ます。
一つ目のフィルターです。
楽待コラムには本当に多様なコラムニストさんがいます。
元銀行マンの方もいらっしゃったと思います。
銀行マンだとか証券会社勤めだとかお金を動かすことを
生業にされている人は、不動産投資に参入される方が
多いような印象ですね。
元銀行マンの方は当時の経験を元に、
融資をする側の人間としての意識や心境、
裏事情をコラムの記事に書いて下さったりします。
これは一つのフィルターとして活用できます。
コラムから他人の経験を通して実情を理解することで、
融資を出す担当者としてのフィルターを手にすることができる。
二つ目のフィルターを手に入れました。
まだまだあります。
銀行の上司の方はどうでしょう?
直接話をする担当者さんとはまた違った、
別のフィルターを持っているはずです。
フィルターが全く同じであればどちらかは必要ないですから。
銀行組織としてはどっちかのクビを切っているでしょう。
直接知ることができればすぐに3つ目のフィルターを
手に入れることができるし、それが無理でも自分や他人の
経験から推測することができます。
また、銀行組織なんて言葉が出てきましたね。
銀行という組織全体というフィルターを通して、
一つの不動産投資に対する融資を見たらどうでしょう。
大きな視点から観察するとまた違ったものが見えてきます。
それは銀行の貸付状況や方針をよく観察すれば、
ある程度推測することができます。
同じ銀行でも別の担当者から見たり、全く異なる他の金融機関の
フィルターを通したらどうでしょうか?
全然別の視点から考えましょう。
あなたの家族、奥さんや旦那さんは融資を受けて不動産投資を
することに対しどう思っていますか?
子供は融資を受けて不動産投資をする自分の姿を、
どういうフィルターを通して見ているのか?
多くのフィルターを通して「融資を受けて不動産投資をする」
という行為を見ることで、本当に自分は正しいことをしているのか、
どうしたら融資を受けることができるのか、より正確な答えを
導き出すことができるようになります。
多面性を理解するというのは実に実用的で応用が効くことなんです。
この例では他人というフィルターを多数用意しましたが、
自分視点のフィルターを増やすことも有用です。
感情的なフィルターを通してみたり。
現実的な自分の経済状況のフィルターを通してみたり。
社会的な立場のフィルターを通してみたり。
年齢や健康面のフィルターを通してみたり。
事例が変わればまた必要なフィルターが増えます。
空室対策を考えるなら入居者フィルターも、
客付業者フィルターも、管理会社フィルターも、
大家フィルターも必要です。
必要なフィルター、用意できるフィルターは無限大。
フィルターをどれだけ増やして考えることができるか?
少しでも能力を伸ばし、ステージを上げ、
成功に近づくための本当に具体的な方法です。
当たり前のことを意識する
ここまで読んでお気づきだとは思いますが。
別に、僕は一つとして「新しい」ことは言っていません。
誰でもやっていることだし、遥か昔からある発想ですよね。
特に他人視点で物事を考えるというのは、
比較的日本人は得意な方です。
流石に文化が違いすぎると難しいことですが、
「お客様のために」「気遣いを」することは、
日本ではありとあらゆるジャンルで用いられてきました。
それを今回、フィルターという概念で説明をしたに過ぎない。
多面性というものは、日常生活ですら当たり前。
自分勝手な人は、皆から嫌われます。
自分勝手というものは常に自分のフィルターを通してしか
物事を考えていないということです。
自分勝手な人を嫌うのは多面性を考慮しない考えを嫌っている。
フィルターの少なさを非難しています。
ほら、当たり前ですよね。
僕が学んできたことを僕なりに翻訳して伝えた結果。
フィルターという概念も別に僕が作り上げたのではなく、
言葉自体も借りたものです。
でも、この多面性をフィルターという概念を用いて
理解しておくことで、考え方を大幅に変えることができます。
フィルターの概念を常に念頭に置く癖をつけることが、
物事を多面的に考える癖となっていきます。
多面的な考え方ができるようになると
「気づき」がものすごく増える。
それにより多くのチャンスに気づくことができ、
「運の良さ」を高めることにも繋がります。
原理原則を知れば怖いものはありません
不動産投資のテクニック的な話は、
そこらじゅうにいくらでも転がっています。
楽待コラムでもたくさん書かれていますし、
その他のポータルサイト、ブログ、メルマガ、
本、セミナー、情報商材、コンサルタントと、
知識を得る場所に事欠くことはありません。
細かいテクニック的なことを学ぶことも勿論大事です。
自分だけではなかなか全てを思いつくことは難しいし、
時間がいくらあっても足りません。
テクニックを学ぶことは、他人の経験を利用して
労力や時間を節約するためにある。
でも、そういったテクニックをいくら学んだところで、
ベースができていなければ意味がありません。
不動産投資だってビジネスですから、同じです。
むしろ、皆テクニック的なことを学ぶばかりで、
ビジネスの根本的なこと、また人間として根源的なことを
本格的に学ぶ方は、不動産投資の世界は少ない。
だからこそ、原理原則というものを学んだ方が
ライバルに差をつけることができます。
テクニックなんてその時代や場所で変わってしまうもの。
後回しにしたって手遅れになることはありません。
どうせ変わってしまうものなら、必要な時に学べばいい。
原理原則は時代が変わっても、国が変わっても、
揺るぎない普遍的なもの。
算数ができないと数学が解けるはずがないのと同様、
ビジネスの原理原則を知らなければ不動産投資で
成功することなんてできるはずがない。
ずば抜けたバランス感覚でそこをクリアしてしまう方は
いるものです。そんなこと勉強したことないよ、と。
でも、自分がそうだとは限りません。
不動産投資はリスクがあるものなんですから。
リスクを少しでも減らすために、原理原則という部分に
もう少しだけ目を向けてみませんか?
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