皆様、根本伸之のコラムをお読みいただき誠にありがとうございます。

 日本もかなりの高齢化社会で且つ核家族化や非婚化が進み、家族と一緒に生活をしていない高齢者が増えています。マンションやアパートの入居者にも高齢者の比率が高くなってきているようです。

 高齢者は引越しすることを好まない傾向がある為に、長期に入居してくれる可能性も高く、不動産投資家としては、実質利回りの向上につながる反面、病気などによる孤独死が発生する可能性もあるというリスクも存在します。

不動産オーナーにとっての孤独死が発生した際の損害

 大家としては、この孤独死は是非とも避けたいですよね。

 もしものことがあれば、季節や発見までの期間にもよりますが、以下のような大きな損害が発生することが想定できます。

・ルームクリーニングコストが膨大になる。
 (通常の退去後のルームクリーニングとは比べ物にならない
  くらいの金額になるそうです)
・次の入居者が決りにくくなる。
・家賃を大幅に下げなければならなくなる。
・ほかの入居者が退去してしまう可能性が出てくる。
・物件の売却もしにくくなる。

孤独死を防ぐために大家としてできる取り組み

●コミュニティで防ぐ

 孤独死はご近所同士のコミュニティが出来ていれば防げる可能性も高いです。

 ご近所同士で仲良くなっていれば、「最近、○○さん、元気ないね」「今日、出てこないね」等の普段と違う状態からお互いに気遣いしあうことが出来るからです。大家がこのコミュニティを積極的に立ち上げることが出来ればいいのですが、サラリーマン大家さんには少し厳しい話ですね。

●宅配スーパーの活用

 その他に最近は小型トラックでスーパーの食材等の商品を売りに来てくれるサービスが流行っています。これらのサービスは物を売るだけではなく、周辺の高齢者住民の安否確認まで行ってくれるなどの当に時代に則った便利なサービスです。これらを活用できれば幸いですが、必ずしも自分の物件の周辺でこのサービスをしてくれているとは限りません。

●AI、IoT機器の活用

 最近は、IoTやAIの技術進歩と価格の低下による一般家庭向けの製品も出てきています

 話しかけることで答えてくれるスピーカーや人感センサーで人の動きを検知してくれるライト等があります。これからどんどん機能が良いものが出てくることでしょう。
 これらの機械が「人の動きが暫く無い」「具合が悪そうな言動」等を検知AIが自動的に判断して、管理会社や家族に自動的に連絡してくれるような仕組みももうすぐ出来るでしょう。良い商品が出来上がれば、大家としては多少コストをかけても導入したいものです。

●保険の活用

その他には、孤独死に対応した保険もあるようです。保険では孤独死を防ぐことは出来ませんが、万が一の事があれば大家としては助かります。

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

根本 伸之