日比谷公園 3年通った会社も映っています。毎日程、昼休みは散歩しました。 

 

強制執行は3回しましたとコラムに書きました。通常は判決が出るまで半年もかからないと思いますが、入居者様が「只で長期に賃貸物件に住む方法」とか、「裁判を長引かせる方法」とかの本を読んで勉強されたら、今回のようなことになりかねません。この案件では保証会社のルールとして、賃貸人も裁判所に出頭が義務付けられていました。

 当時は会社に勤めつつ、東京簡裁に5回、上訴されて東京地裁に3回通いました。 全て半日休みを取っての出頭でしたので、これは結構、応えました

ことの発端

 西東京市のアパートを取得して暫くは、少し遅れながらも家賃は支払われていました。しかし、徐々に遅れが長引きましたので、駅前のファミレスで会って、今後の支払いについて相談をしました。払う気があるのかないのか、払えるのか払えないのかみたいな話でした。 会社を辞めて、新聞配達などで細々と繋いでいるようで、この段階では普通に話は出来ました。

 保証会社の代位弁済が4ケ月目に入ったことから、明渡し訴訟を開始しなければ、代位弁済を中止するというので訴訟開始とせざるを得ません。訴訟となると代位弁済は一旦中止となり、明渡しが終わってから一括弁済となります。纏まったお金でちょっと嬉しかったですね。^^)

東京簡裁での進捗

一回目 裁判の当事者として裁判所に出頭するのは生まれて初めてのことです。この簡裁、日比谷公園の向かいにあるので、3年通った会社とは公園を挟んで斜め向かいで勝手知ったる場所でした。公園の亀や猫とよく遊んだものです。

 さて、簡裁では同じ部屋で、多くの案件が順番に進んでいきます。殆どは過払い金の返還訴訟でした。こちらの番が回ってきましたが、被告は案の定、欠席です。答弁書はちゃんと出ており、「家賃はちゃんと支払っているので、契約解除も明渡しも無効」というものでした。

二回目 家賃の支払いが無いことを証明する書類を事前に用意して、臨みます。入居者様は二回目も欠席。

三回目 入居者様が初めて出廷されます。裁判官は、家賃の支払いをしたのですか?、しなかったのですか?と確認します。入居者様は入金がないことの証明を見つつ、振込み先を間違えたのかなぁ・・とか事実を認めたくない様子。しかし、最後は裁判官に促されたこともあって、一応支払っていないことを渋々認めました。

四回目 裁判官は和解を求めます。和解案件の回数が多ければ、裁判官の評価は上がるようです。和解といっても長期分割払いとするか、いついつ迄に明渡すかの選択しかありません。必殺大家人さんだと、ここで上手に和解文を作成するようですが、保証会社はあくまでも判決を得て、強制執行する以外にないということでした。

五回目 強制執行文付き明渡し判決の言い渡しです。この日から2週間以内に上訴しなければ判決が確定します。

裁判が終わると池の鯉や亀と遊びます。

東京地裁での進捗

 この方、不服があるらしく東京地裁に上訴されました。上訴内容は記憶に残らない位ですが、保証会社の家賃の取立てに不備があったとかかも知れません。

一回目 簡裁と違い地裁の法廷は立派です。裁判官の位置も随分と高いなと感心しました。簡裁では人がうじゃうじゃといたのに、地裁は大きな部屋で私と保証会社の人だけ。入居者様は矢張り欠席。

二回目 簡裁での経過の話や事実認定などがありましたが、入居者様は欠席

三回目 判決言渡しがあり簡裁の判決どおり。2週間以内に上訴しなければ確定。

 流石に高裁迄戦う?気は無かったようですね。費用も必要だからでしょうか。

簡裁、地裁とも判決は郵送されて来るので、最後は出頭せず、本当に出頭したのは6回です。 この後は、明渡し強制執行の手続きをして強制執行の日を迎えます。

 強制執行日には、ご本人はおられませんでした。しかし、壁は穴ぼこだらけでした。矢張り心は荒んでいたんでしょう。 裁判は1ケ月半位の間隔で行われるので、本件は1年半位かかりました。代位弁済期間も入れると2年近くかかったことになります

 その気になって上手にやれば、2年位は賃貸物件に只で住めるということを学んだことになります。

今日も面白くもない話を最後まで読んで戴いて、誠に有難うございます。^^)