こんにちは、ガチョウ使いです。

9月からちょっと新しいプロジェクトがスタートしてなかなか忙しく、お久しぶりになってしまいました。

そうしている中でも、ある会社での不動産購入をお手伝いさせていただきましたので今日はそのお話を。

不動産所有の目的はバラバラなのが当たり前

不動産を保有する目的は人それぞれです。

メガ大家になって仕事を辞めリタイア生活を楽しみたい人、副収入になればいいなと思っている人、年金に加えて老後資金になればいいなと思っている人。

そして収支の考え方も人それぞれで、1円も出さずに億儲けたいという人、1,000万くらいは出していいから1,500万になればいいという人、どれが正解でどれが不正解などということはありません。

その人の考え方やおかれている状況が違うのですから、目的もプロセスもバラバラなのが当たり前です。

ただ、「出したお金よりもたくさんのお金が返ってくる」ことを目的としているところは全員が同じです。

そしてその目的を達成させるために不動産は有効な手段だと思っているということ。

 

そして個人において有効な手段ならば、会社にとっても有効なはずですよね。

中小零細企業が不動産を所有する目的

多くの中小零細企業には大企業にはない問題があります。

それは社長の退任の問題です。

中小零細企業では社長がプレイングマネージャーとなって会社全体を支えているケースも少なくありません。

ただ、社長も歳を重ねていくと若いころのようなパフォーマンスが難しくなってきます。社長のプレイヤーとして、質と量が共に下がってくれば当然会社全体の利益が減ることになっていきます。

自分の後継に仕事を渡していけばいいのですが、それが簡単ではないのです。

 

一番の問題は、後継に十分な給料が払えないということ。

それはなぜか。

それは社長が自分の給料を減らしたくないからです。

 

ちょっとこんな会社を想像してみてください。

社長、若い営業マン、パートの事務さん、の三人の会社です。

会社の利益の中人件費にあてられるお金が100万円。

社長が55万、営業マンが30万、パートさんが15万、これでお金はピッタリなくなります。

社長はこの営業マンを後継にしたいと思っています。もちろん後継に選ぶならば、それ相応の給料を払う必要があります。

でも会社には人件費に使えるお金は100万しかありません。

方法は一つ。

社長が自分の給料を減らす。

これしかありません。

(売上を上げるなどの方法は全て試された後の話としてお考え下さい)

社長が自分の給料を減らす。

そして自分の給料をゼロにすることが退任です。

 

でも、どうしょう?

自分がずっと育て上げてきた会社、自分がずっと一番でがんばってきた会社、その会社を存続させるのには、皮肉にも自分が退く事が必要だなんて。

そんな事ができる社長は多くは無いでしょうね。

社長の副収入

そこで不動産を利用します。

今回行ったスキームをごく簡単に説明すると以下のようになります。

 

今回は社長が70歳になった時にローンが完済される不動産を会社で購入しました。

その不動産から得る家賃はそのまま会社の収入となります。そしてこの不動産から得る収入を社長の役員報酬とします。

もちろんその頃には社長は年金も受け取っていますので、

会社の不動産収入+年金=社長の収入

となります。

これで会社の本業からの利益はそのまま後継者の給料に使うことができます。

後継者が社長となり、若い従業員をまた雇うことができ、これで会社を存続させることが可能になります。

十分な給料をもらい、また本業から社長にお金を渡さなくて済むのですから、後継者はきっとやる気になってくれることでしょう。

 

この会社の場合、存続するために必要だったのは、社長の副収入でした。

 

ただし、会社で不動産を購入するというのは、個人の場合と違ってなかなか大変なこともあります。

次回はそんな会社での不動産購入の実際をご説明させていただこうと思います。