こんにちは、ガチョウ使いです。

さて前回の続きです。

前回は中小企業が会社で不動産を買う理由をご説明させていただきましたが、今回は具体的に何をしたのかをご説明させていただきます。

銀行が貸したい相手

銀行にとって「お金を貸して金利を稼ぐ」というのは業務の一つです。

とはいえ、誰でもいいから貸したいという事ではなく、銀行もちゃんと相手は選びます。

銀行が選ぶのは”ちゃんと返してくれるところ”。

まあ、当たり前と言ったら当たり前です。

これは自分が貸す側になる事を想定してみるとわかると思います。

 

あなたにはA君とB君の二人の友達がいます。そしてあなたは、その

二人のうちどちらかに30万円貸さなければなりません。

A君の給料は手取り15万円。仕事はあまり真面目にはせず、今後も出世は望めそうにありません。貯金もせず、パチンコが趣味でいつも「お金がない」と言っています。お金に困っているA君にお金を貸せば、

あなたはA君から「困っていたんだ。本当にありがとう!君は親友だ!この恩は一生忘れない!」とても感謝されることでしょう。

一方、B君の給料は手取り45万。とにかく真面目な性格で職場でも信頼が厚く、若くして出世しています。貯金は毎月積み立てをしていて今は300万くらいの残高になりました。

B君はお金には困っていないので、あなたがお金を貸してあげると言ったとしても「いらない」と断られるかもしれません。

お金に困っているのはA君の方、あなたがお金を貸して感謝してくれるのもA君の方です。

さあ、決断の時です。

あなたはA君とB君どちらにお金を貸しますか?

ほとんどの人はお金を貸す相手として

B君を選ぶと思います。

これが現実です。

銀行もまったく同じ。

「銀行は晴れの日に傘を貸し、雨になると取り上げる」と言われますが、こう考えると当然のことなのかもしれません。

 

つまり、とても矛盾するようですが、

銀行がお金を貸したい相手は、お金を持っている人

ということです。

もちろん企業も同じで、

銀行がお金を貸したい会社は、お金を持っている会社

ということです。

 

今回の場合は、この点はパスしていました。

その会社の規模は年商で1億にも届きませんが、業績も順調に伸びていて、アップダウンはあるものの創業以来黒字を続けています。

損益計算書を見ても、無駄使いはなく、毎年ちゃんと純資産を増やしていっています。

 

これが、業績が不安定だったり、接待交際費が売り上げの割には大き過ぎたりすると問題です。

僕が過去に見たある会社の財務諸表には、毎月約10万円の使途不明金がありました。社長に問いただすとしどろもどろで結局そのお金がどこに使われたのかわかりません。いわゆるドンブリ勘定ですね。

銀行はこうしたところもしっかり見ます。

真面目に、こまかく、きちんと仕事をする会社は顧客にも銀行にも好かれるということですね。

 

銀行は不動産投資をどう受け取るのか

さて、次に問題になるのが、その使い道です。

いくらお金を貸したい相手であっても、例えば「1,000万貸してくれたら、ラスベガスに行って1,500万にしてくる」なんて言われたら、貸せるわけないですよね。

これまで本業でしっかり真面目に仕事をしてきたから、今の結果があるわけで、他の事業に手を出すとなると話は別です。

ましてや成功確率が低いギャンブルみたい事にお金を使ういうならば、銀行はお金を貸してくれません。

 

では「不動産投資のための資金」はどうでしょう?

銀行は不動産投資の資金をどうとらえるのでしょうか。

 

今回はその会社が付き合いのある三つの金融に話を持っていきました。

 

一つ目は信用金庫。

こちらはほぼ門前払いでした。

 

断られた理由はやはり「本業以外の物」だからです。

例えば「事務所を建てたい。土地から買って新築したいので5,000万貸してくれ」という内容なら同じ不動産でも検討してもらえます。

ですが、今回の話は本業とは全く関係のない事であり、もしその不動産投資が失敗することがあれば本業の足が引っ張られる。そうした理由から担当者レベルで断られました。

 

簡単に言うと

 

あなた達がこれまで本業で結果を出してきたのは認めます。

今行っている事業で力があることもわかっています。

これまでの実績がそれを証明しています。

ですが、それ以外の事業となると、それを上手くやる力があなた達にあるかどうかは全く未知です。

あなた達にそれをうまくできる力がありますか?

わかりませんよね?

僕にもわかりません。

不動産は担保が取れる、それはわかっています。

でも、だからといってお金を貸す側のリスクがゼロというわけではありませんよね。

本業に対してならいくらでも融資は検討させていただきます。

ですが、投資というのであればうちでは無理です。

 

というような内容でした。

ごもっともです。

納得せざるを得ませんでした。

 

最近、陸王というドラマが始まったのですが同じような場面がありました。

新商品の開発費についての融資を銀行にお願いしにいったところ「実績が無い」と跳ね返されるというシーン。

本当にドラマと同じなんだなと実感させられました。

個人が住宅ローンを組むのとは、難易度も金融機関の態度も大違いです。

 

 

さて、次回は、次の金融機関へのチャレンジについて書きたいと思います。

次は、ある地方銀行が相手です。

さあ、どうなるか、お楽しみに。