皆様、根本伸之のコラムをお読みいただき誠にありがとうございます。

 今年の成人式で大きなニュースになった、晴れ着レンタル会社の成人式直前の突然の逃亡に我が家の二十歳の娘も被害を受けてしまいました。

 着付けするために、指定されたホテルに向かったところ、レンタル会社と連絡が取れないとのこと。振袖も届いていない。着付してくれる人も来ていないとのこと。このレンタル会社から着物レンタルを契約した人全員が被害にあったようです。

 不幸中に幸いですが、我が娘は、30年前の妻の振袖を使い、近所の美容室も急きょなお願いにもかかわらず、親切な対応をしていただき、時間ぎりぎりでしたが、成人式に晴れ着で参加することが出来ました。

 しかし、結果的に晴れ着で成人式に出席できなかった方や結果的に大金を騙された形になった人がたくさんいるようです。大変気の毒です。心中を察します。

 そんな中でも、被害者の為に、SNSなどで支援をすることを発表した着付けサロンやレンタル着物業者もあったようです。また、着付け会場であったホテル自身も被害者であるにもかかわらず、本件の専任担当者を任命し、ホテルのコネクションを使って被害者救済に尽力するなどしていただいたようです。有難い話です。

 大変多忙な時に支援を買って出られた人たちに感謝するとともに日本も捨てたものではないと感じ入った次第です。

 今回の事件が計画倒産で詐欺なのかどうかは解りませんが、成人式に逃げてしまうというたいへん悪質な業者であることは間違えありません。

不動産会社でもある。計画倒産。

 新聞にも出ていましたが、不動産の世界でもサブリースの賃料支払が突然止まり、連絡が取れなくなってしまった業者がありました。30年家賃保証サブリースをうたった、建築販売会社です。

 この業者の被害にあわれた方は、ローンだけ残り、家賃収入が存在しない状態になっており、人によっては破産間近の状態になられているようです。たいへん、お気の毒です。

 上手く売却するか、オーナー自身が物件を運営して、返済額以上の収入を得るなどの対策を施すしかありません。

 しかし、サラリーマン大家ならば時間的にも限られるし、かなり厳しい状況であることは事実です。

 このような業者の物件に融資を付ける金融機関にも責任はあると思いますが、どうしても投資は自己責任となりますので、投資家自身が対応せざるをえません。

 30年家賃保証などという、あり得ない好条件を信じてしまったことが悔やまれますが、もし、このようになってしまったときは、どうすれば良いのでしょうか?

 正直言って、解決策の正解はありません。また、不動産投資はビジネスになるので、ボランティアの人が助けてくれることはまずないでしょう。

 しかし、晴れ着レンタルの時もそうだったように、物件によっては、再生する(又は被害を最小限にする)アイデアを持っている人がどこかに居るかもしれません。

 普段より、大家仲間、投資家仲間との会合などでお互いに相談できるような状態を作っておくことで、自分の知らなかった再生アイデアが出てくるかもしれません。

 以前、入居率40%台だった物件が、投資家仲間のアイデアとコネクションで、あっという間に満室になった事例をコラムで書かせていただいたことがあります。

 不動産投資家になったならば、このような投資家仲間との会合に積極的に参加して、相談できる仲間を増やしておくことが、いざというときに役に立つと思っています。

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

根本 伸之