こんにちは。地主の婿養子大家です。1月の首都圏で降った雪の後、一本のTELが入りました。同時に別の会社からはチラシが投函されました。

「火災保険を活用してきちんと修繕をしよう。」

現在、そのうちの一社に調査を依頼し、所有物件全ての無料診断中です。結果が出ましたら報告します。

今日は、火災保険を利用するにあたっての基本確認、注目点、注意点の私見と私の適用例を紹介します。

火災保険の適用範囲

・火災、落雷、ガス爆発

・風災、雪災、雹(ひょう)災

・水災

・突発的な外部からの被害

・漏水

・盗難

私の過去の事故例

①ワイヤー入りガラスのヒビ割れ

②ベランダの取合部分からの浸水

③給水管破裂→漏水被害

細かいものでは、書ききれないので以上三つを紹介。

①ワイヤー入りガラスのヒビ割れ

これまで何度も経験し、何度も保険活用しました。

ワイヤー入りのガラスが割れる原因は三つ。

1.入居者が割ってしまう→入居者負担

2.外気温との温度差で→適用範囲内容によるが免責があるけど適用あり

3.台風や強風により→完全に適用範囲内

1.以外は基本的に気づいたら割れていることが多い。

一枚30000円×枚数

私は、台風の後に連絡を受けることが多いので、全て台風が原因と推察し、事故申請します。

②ベランダの取合部分からの浸水

木造アパートのベランダの場合、経年とベランダの荷重などからベランダと建物の接合部分から浸水するようになりやすいです。浸水すると一階の天井、柱、気づくのが遅いと床にまでダメージが出ます。

これを直すにはベランダを外し、ボルト部分からやり直さなければいけません。その場合の費用は数百万円になります。私の場合、最悪誤魔化し誤魔化しあと10年耐える方が費用対効果が高いと思うので、部分修繕と付き合うしかないかなと考えてます。

なので、木造アパートを購入する時は、

 ※片持ちタイプ

ベランダが片持ちではなく、柱で支えられているものを買いましょう!

本件の申請は一階部分のダメージの回復工事で40万円程でしたが、やってきました。奴が!

保険鑑定人です。

この人達はいかに保険を払わなくても良いようにするかがお仕事です。別のコラムニストさんも対決していましたが素人だと、なかなか厄介な相手です。

案の定、原因が劣化によると推察されるので保険適用されませんときました。

そこで私は切れました(笑)

「不足の事故の為に、高い金払っているのにいざ事故の時にはそうきますか。分かりました。言い訳は聞きたくないので、お帰り頂いて結構です。その代わり、御社との契約は全て切り替えます」

後日、鑑定人から連絡があり、もう一度現地を拝見させて欲しいとのこと。

結局、別の箇所で保険がおりるのでそちらを申請しましょうとのこと。その金額なんと110万円でした。

要するに、私が払っている保険料とこれからの保険料を計算し、切り替えられてしまうよりメリットがあると会社で判断したんですね。

この時の申請箇所は、上で挙げた保険適用箇所の調査に関連しますので後日紹介いたします。

この一件は、私の考えを大きく変えた一件でした。

③給水管破裂→漏水被害

RC造でも起こる被害の代表例ですね。

二階住居部分の床下で漏水、一階部分天井に水たまりポタポタ。

給水管に起因する事故は給水管の修理は基本的に経年劣化と見なす傾向にあります。しかし、そこから出た被害にはきちんと保険がおります。

また、火災保険会社によっては、調査費用まで保険が出るので覚えておきましょう。

火災保険と付き合う注目点

・保険代理店はそれぞれ事故適用額によって報酬が減る

一本の保険代理店からの事故適用には限界がある

・これまで火災保険会社は儲けすぎ!

→3.11以降、私が知り合った業者を含め、そこに着目した保険活用が増えている

※近い将来、私見では、保険会社は内容の改正が起きると思います。そうすると自然災害による火災保険の適用範囲は狭くなるか、保険料が上がると思われる。

火災保険と付き合う注意点

・保険料と保険金のバランス

人によっては、あきらかにグレーな申請方法で契約内容の盲点をついた暴利を得ている投資家もいます。鑑定人に聞いた話では、そういう業者と投資家は記録されています。今後、火災保険会社の見解次第では極端な話、その投資家とは契約をしてくれなくなるかも知れませんね。

あくまでも火災保険会社も商売。自分が払う保険料を把握した上で保険金とのバランスを考えた方が無難な気がします。

・それでも既に契約済のものは現存の保険内容

私の出会った火災保険適用専門修繕業者は、この隙間産業は既存の契約げ生きている限りは成り立つと思うと言っていました。

法律もそうですが、火災保険も知らないと損をします。

一緒に、勉強し続けましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。

次回からは、戸建投資特集にします。