昨日はわたくし事ですが、銀行の大リストラが始まっていて将来のリスクに備えて不動産投資に傾注している私の事情についてお話しました。

私は営業と審査のキャリアがほぼ半々でやってきました。

今回は、銀行の審査担当者も要らなくなる!?AI(人工知能)を活用した審査手法について触れたいと思います。

AIの審査手法のヒントは保険業界にあり!

AIの優れているところは、パターン認識能力を活用したデータのデジタル化です。

つまり、破産に至った法個人の決算書や確定申告書や、日々の入出金履歴などから、優秀な大家のそれをパターンとして認識し、評価することが可能になります。

情報を収集しビックデータとして蓄積。これを解析することで審査をします。人間にはそれだけの情報を蓄積することも分析することもできません。切ないですが。

 

ちなみに、このような情報分析型の手法は保険業界の方が一歩リードしています。

分かりやすい例では自動車保険があります。

走行データから運転リスクを診断して保険料に反映させる「テレマティクス保険」がCMでも放送されていますね。

優良なドライバーには低い保険料で保険が入れる!という理に叶った考え方です。

保険業界は、保険商品の開発段階で多くの情報を収集・解析し商品設計を行います。なので、銀行業界よりも顧客のデータを収集・解析技術が進んでおり、AIの活用も上手です。

例えば、テレマティクス保険のように、優良なドライバーを細かくランク分けして保険料を細分化する仕組みがアパートローンの審査に導入されたらどうでしょう。

銀行融資に置き換えると、債務者のリスクに応じて金利や融資額の細分化が進むと考えられます。

この点でいえば、金利が上がり融資額が減るけど、断られずに済むとなれば、一部の投資家にとっては良いのかもしれません。金利がすごく高いとさすがに借りないですが。

ちなみに、AI審査のデメリットはこうなります。

AI審査のデメリット

まず、私の職が奪われます(´Д`)

その次に、審査のスピードが速くなります。うれしいことですね。

一方で、定性的な審査材料は反映の余地が大幅に減ります。

例えは、物件の再生ノウハウだったり、著書を出版しコンサルもやっているとか、地元での業歴が長いとか。

毎年、確定申告書を銀行に持参して説明するなんてことも、意味が無くなってしまうかもしれません。

従来の銀行の審査は人が人を見ているため、(この人だったらちゃんと返せる)という勘所が働き、若干自己資金が少ない場合などでも可決にすることがあるのです。

また、銀行の決算である3月は、銀行員がやりたい病になっているので、鉛筆を舐めて審査してくれたりもするのですが、それもAIだと無くなります。

最近では、鉛筆を舐めるを通り越して、エビデンスを改ざんする銀行員もいます。かぼちゃの馬車事件です。

一つの支店の不始末が不良債権の山を作り、株価を下げ、銀行の社会的な信用を失墜させ、債務者をも破綻させる訳です。

そんな人間の審査より、AIの審査の方がリスクが低いと銀行の経営側は判断するではないでしょうか。

AIの審査が不良債権の撲滅に寄与したとしたら、もはや人間に審査させるでしょうか。

AIは確定申告書や決算書、口座の入出金データなどの数値が全て

もし、破綻した人々の確定申告書のデータと似ていたらアウト!そういう審査です。

速いけどドライ。でも正確。

AIが更に進化すると、銀行の貸出金ポートフォリオもAIが活用されます。銀行は偏った業種への貸出金が増えると、リスク回避のために抑制します。

例えば、不動産市況が活況であれば不動産売買業者への融資額が増えますが、銀行全体の貸出金の中であまりにも増えすぎるとリスクを懸念しアラームを鳴らします。

不動産向けの融資を絞り、製造業向けの貸出を増やすといったポートフォリオを銀行は構成します。様々な業種や企業に貸出金を分散させることが銀行のリスク回避になるのです。

そんな銀行中枢の業務もAIが活用されると思います。

銀行だけでなく金融業界というのは、理詰めの商売です。そこにロジックや規則性があればAIの浸食を受けます。

囲碁や将棋のように。

残念ですが。。。

次回は、あることをしてしまったばっかりに、AI様にとても嫌われてしまうというお話をしたいと思います。

本日もお読みいただきありがとうございます!