築古の不安

こんにちは。築古大家トムです。

初めて築古の区分マンション経営を始めたとき、最も心配したのが入居付けでした。

築古なので多少のリフォームをしたところで、設備や建具は古いまま。

共用部も修繕や管理が行き届いているとは言えず、何となく暗い感じです。

ワンルームのメインターゲットになりそうな若い世代からはそっぽを向かれそうです。

家賃は安めであるものの、入居希望者は現れるのだろうかという不安がありました。

こんな物件に最初に入居してくれたのは学生さんでした。

経済的な理由から今時の学生向けマンションには入居できず、家賃の安い築古ワンルームを選んだようでした。

当然、親御さんから値引き交渉が入り、応じざるを得ませんでした。

少子高齢化の中で

学生さんの通う大学は郊外と都内にキャンパスが分かれており、入居してくれたのは3年・4年時の2年間だけでした。

2年後に早くも空室となり、再び入居者探しが始まりますが、ここであることに気づきます。

ワンルームなのでターゲットは若い独身者をイメージしていたのですが、問い合わせが入るのは年配の単身者ばかりなのです。

50代や60代以上の単身者で築古の安い物件を探すのは、それなりの事情をお持ちの方が多いようです。

高年齢や低収入のリスクを許容し、さらに家賃を引き下げたところ、以降は入居付けに困らなくなりました。

高齢の入居者に限れば仮の住まいという様子はなく、終の棲家として住んでいただいているようにも思えます。

入居者が歳を重ねると今度は孤独死などのリスクも出てきますが、大家から見れば長期入居者はたいへんありがたい存在であることに違いありません。

少子高齢化がこれからも進むなか、ボリュームゾーンとなる高齢者をどのように受け入れるか、より一歩踏み込んで向き合わなければならないのかもしれません。