こんにちは、サラリーマン大家のTAKAです。

本日は、銀行の融資金利について書いていきたいと思います。

私は、一時期、銀行の視点で法人向けの融資の担当していたことがあり、またある一時期は、銀行の法務セクションで働いていたこともあります。このため、元銀行員の視点と銀行員時代に付き合いのあった仲間の話から、個人的な考えを書いていきたいと思います。

1.融資金利の現状

現在は、預金金利、融資金利ともに歴史的に過去最低の水準で推移しています。

特に預金金利については、普通金利については、0.002%程度とほぼ0%の水準であり、100万円を1年間フルに預金したとしても、ATMの時間外手数料すら賄えない水準になっています。

融資金利についても、ほぼ同様ですが、融資金利の方は、おそらく個人の不動産関係の融資であれば1%前後~4%中盤くらいの水準であり、預金金利に比べれば、それなりの金利水準にあります。

2.融資金利の構成要因

融資金利を分解すると、「ベースレート」と「スプレッド」に分解できます。

「スプレッド」とは、端的にいうと「利ザヤ」の部分であり、この「スプレッド」の部分が、銀行の儲けの部分であるといえ、この部分は顧客の属性や融資の内容で変動します。

通常は、アパートローンであれば、このスプレッドの部分は、一定の率ないし2~3段階に率を区分をしている銀行が多いようですが、プロパーローンの場合は、スプレッドはまさに融資を受ける者(大家)の属性・信用力によって大きく異なります(上記の融資金利の1%~4%の差の大部分はこの「スプレッド」に起因するものといえます)。

一方で「ベースレート」とは、どういうものかというとこれは「基準金利」とよばれるものであり、短期プライムレートであったり、銀行が銀行間の市場での資金する際の調達金利がこれに当たります。

銀行の信用力によりこの「ベースレート」は銀行間で多少異なるものの、概ね銀行間ではそれほどこの「ベースレート」に大きな差はないといえます。

3.融資金利の変動の動向をとらえる

融資金利の動向をとらえようとした場合には、「ベースレート」の動向に注目する必要があります。

短期プライムレートや銀行間の市場での資金調達の金利などの「ベースレート」は、何の影響をうけるかといえば、いわゆる「短期金利」の動向であり、この「短期金利」の動向は、日本銀行の金融政策の動向とリンクしています。

このため、将来的な融資金利の動向を探るためには、日本銀行の金融政策の動向を注視する必要があります。

最近の日本銀行の金融政策の動向をとらえるキーワードとしては、現在継続している異次元の金融緩和の「出口」であるといえます。

現在は、散発的に新聞報道などで「出口」というワードが取り上げられる程度ですが、この「出口」というワードがもっと増えてきた場合には、融資金利の上昇の懸念が高まってきているということが考えられますので注意が必要です。

4.おわりに

あくまで個人的な見解ではありますが、本格的に「短期金利」が上昇し始める局面にはまだきておらず、ここ1~2年程度では「短期金利」に大きな変動はないのではないかとは思っています(多少の上昇はあるかもしれませんが)。

しかし、これ以上の金利の想定しづらい以上、金利の上昇への備えはしておくに越したことがなく、金利の上がり始めで、変動金利から固定金利に変えようと思った時には大抵の場合、固定金利も上昇しています。

このため、多少コストはかかったとしても、固定金利も低いうちに、金利を固定化することも一考してもよい時期かとは感じています。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。