こんにちは、サラリーマン大家のTAKAです。

本日は、融資金利への影響の大きい日本銀行の金融政策について書いていきたいと思います。

まずは、現在日本銀行が行っている「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」について書いていきたいと思います。

1.日本銀行の金融政策の目標

日本銀行が金融政策を行う目標は明確であり、多くの報道がされているように、消費者物価の前年比上昇率2%という「物価安定の目標」を、できるだけ早期に実現するというものです。

端的に言えばデフレの状態を脱却し、ゆるやかなインフレの状態に経済を移行させるということをそもそもの目標にしています。

2.長短金利操作付き量的・質的金融緩和とは

物価安定という目標に対する手段としての金融政策です。とても長い名前ですが、一つ一つのことばを簡単ではありますが分解してみていきましょう。

(1)量的金融緩和

量的緩和政策とは、マネタリーベースとよばれる市中に出回るお金の量を増やすということを意味しています。

日本銀行は、オペレーションと呼ばれる操作を行い、例えば財務省が発行して市中にでまわっている国債を買い入れたり、売ったりすることで市中に出回るお金の量を調節しています。

日本銀行は市中に出回るお金の量を増やすことによって、金利を低くし、融資等によりお金が必要な先に回りやすくなるようにしています。

 

「マネタリーベースとは、「日本銀行が世の中に直接的に供給するお金」のことです。具体的には、市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と日本銀行当座預金(日銀当座預金)の合計値です。」

(日本銀行ウェブサイトより抜粋)

 

マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」

 

(2)質的金融緩和

当初の量的金融緩和政策では、主に国債を買い入れることでお金の流通量を増やそうとしていました。

しかし、買い入れる量だけではなく、国債については、長い年限の国債や短い年限の国債を幅広く買い入れ、国債のほかにも、ETF(ざっくりいうと株式)やREIT(不動産)なども買い入れる手段を多様化することで、買い入れ手段によっても金融緩和を実現しようとすることを指します。

皆様もご存知のとおり、一昨年からの株高も日本銀行が実質的に株を買い入れることによって演出されているものといわれています。

(3)長短金利操作(イールドカーブコントロール)

短期金利はマイナス金利水準に、長期金利はおおむね0%程度の水準を維持できるように、国債の指値オペや日本銀行が金融機関に、期間の長い固定金利による資金供給を行うことを指します。

今までの常識では、日本銀行が誘導できるのは、短期金利までといわれていたこともあるなかで、長期金利の水準も日本銀行で誘導しようと試みています。

(4)その他(「オーバーシュート型コミットメント」、「マイナス金利政策」)

「オーバーシュート型コミットメント」とは、物価の上昇率が安定的に2%以上の水準を保つまでは、今の政策をつづけることを確約することを指します。

物価の上昇率が2%以上を達成した場合には、金融政策の変更が生じるとのではないかという懸念を取り除くために行っているものです。

また、「マイナス金利政策」とは、金融機関が日本銀行に開設している当座預金のうち一定の割合に▲0.1%の金利を適用(お金をおいておくと逆にお金が減っていってしまうことになります)することで、短期の金利を引き下げるとともに、市中にお金が回るように誘導するものです。

3.おわりに

本日は、日本銀行の金融政策の概要について書きました。

この政策を踏まえて、今後の数年程度、どのような金利環境になっていくか次回は私見を書いていきたいと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

(もし、ご質問等があれば、コメントいただければ極力回答しようとは思います)。