今日も新築物件の完成検査で感じたことのお話です。

写真を見てください!

 

 

この写真の撮影場所はユニットバスの天井点検口から上部を撮影したものです。

恐らくダクトの貫通穴を開けようとして途中で間違いに気が付いたのでしょう。

まぁ、工事中にはよくあることです。

問題は間違った切りかけの跡をそのままにしてしまう行為です。

普段見えないから良いだろう等と思ったのでしょう。

 

私はこうした作業跡を施工業者の良し悪しの手がかりとします。

ちょっとした間違いをちゃんと補修するのか放置するのかで、

建築工事に対する心使いが如実に現れるのです。

次の写真では配線にビニルテープが乱雑に巻かれています。

そして配管や配線が乱雑に施工されています。

 

配線に巻かれたビニルテープ

 

 

天井裏が見える点検口は新築に限らず中古物件においても、

その建築物の施工レベルが感じられることがあるのです。

 

とは言うものの、天井裏を見ただけで判断するのは少々乱暴かもしれません。

他の箇所も確認してから判断しても遅くありません。

ところが今回は他のところでも雑な部分が多く見つかりました。

例を挙げてみますと、

キッチンや洗濯排水パンなどの器具が歪んで付けられています。

 

写真では見難いですが、

上下の矢印の部分で幅が違います。

 

 

こういった器具類は取り付け後、壁との隙間をコーキング材で埋めるのですが、

そのコーキング材の幅が奥と手前で違うのです。

明らかに見るからに幅が広がったり狭まっているのです。

まぁ、素人がDIYで施工したのであれば仕方ないな!と思えますが、

プロが業務で取り付けた器具であるのなら問題ありなのです。

その他クローゼット内のハンガーポールも斜めに取り付けてるのです。

 

斜めになっているのが確認できます。

 

 

 

壁紙の切れ込みが大き過ぎ。

これで仕上げ問題。

 

 

 

ロフトへの階段蹴上部。

内側からのビスが飛び出たまま。

 

 

まぁ、不具合を挙げればきりが無いのですが、

施主が検査する前にこれはダメだ!

と判断できない施工業者には問題があります。

把握していたが直すにはコストがかかるから見過ごすというのは更に問題です。

結局結論としてはユニットバスの点検口を覗いたときに感じた通り、

やはり全体的に雑な施工を行っている施工会社であったという印象でした。

 

後日談として、

この施主完成検査で私が修繕を指摘した内容を施工会社に依頼したが、

修繕が終わったという連絡を貰い確認に行ったところ、

修繕が終わっていない指摘箇所が多数あったとのことです。

再度依頼してもなかなか動いてくれないようで施主殿も困っていました。

恐らくそのまま引き渡して有耶無耶にしてしまう感じがします。

典型的な使いたくない業者かもしれません。

まぁ、致命的な欠陥は今のところ発見されていないことが救いかもしれません。

 

建築業者に施工を依頼する場合、

その建築会社が手がけた物件を実際に見せてもらうと良いという事例です。

今回の様な施工の雑さは専門家で無くても何となく感じます。

これがプロの仕事?と感じるところがあれば、

それはが施工精度を物語っています。

 

壁紙の末端処理が雑であり、

巾木の上に壁紙がはみ出している。

 

 

壁紙が巾木の上にはみ出して浮いているなんて現象は、

「雑」の他言いようがありません。

 

戸田 匠