皆さん、おはようございます。
元ビジ大家です。
若いときは「老後/定年退職後」のことなんてほとんど何も考えずに生きている
人が多いと思いますが、50代になると人は徐々にそうしたことを考え始める
ようになるのかもしれません。
60代以降になると、さらには自分の相続に関しても強く考え始めるように
なり、70代以降はその濃度がますます濃くなると思います。
「相続を考える」ことは、大きく「相続の中身の振り分け」と「相続税対策」
に分けられると思います。
相続税対策とは……?
後者の「相続税対策」とは、要するに「自分の配偶者や子どもなどの相続人が
支払うであろう相続税の合法的減少化」を考えることです。
自分の遺産を引き継ぐ相続人にできるだけありのままに遺産を引き継がせて
あげたい……引き継いだ中から税金として納める分を少しでも減らしてあげたい
……という気持ちが、相続税対策の本質にあります。
世間には相続税対策で不動産を購入している人もたくさんいると思われます。
なぜなら、巷間言われるようにそれが最も効率的(=うまくいく手段)だから
です。
さまざまな相続税対策の方法があるとは思いますが、やはり不動産を活用した
対策を抜きにして「最良の対策」はあり得ないと思います。
どんな不動産も不動産としては同じ
投資として購入した不動産も、相続税対策で購入した不動産も、実需(=自分
が住むため)で購入した不動産も、不動産であることには変わりはありません。
不動産は「一つしかない固有のもの」です。
死んで、あの世に不動産を持っていくことはできませんから、生きている間に
上手に活用して、有意義に扱うことが大事だと思います。
不動産投資から得られる家賃収入は一つの「権利収入源」です。
すなわち、自らが就労して身を粉にして働くことをしなくても、ある程度の
安定した金額を毎月得ることができる重要な「お金を生み出してくれる源泉」
です。
自分が生きているうちは、それを糧として生活を営み、趣味嗜好を楽しみ、
人生を謳歌し、自分が死んだ後はそれを相続人に託して後は相続人の好きな
ように扱ってもらう……という気持ちで臨むのが良いと思います。
自分が生きている間は「収入源の一つ」として使用し、自分が死ぬときには
「税金を減らすための変わり身の術」として活用し、実際に相続が終わった後は
「相続人の思うがままに任せる」……というわけです。
相続対策としての不動産活用にはいろいろな手法がありますが、自分に適した
活用方法を選び、また併せて相続人となる人と事前の相談と確認をしておくこと
が大事だと思います。
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
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