皆さん、おはようございます。
元ビジ大家です。
不動産投資/不動産賃貸業を営むときのリスクの一つが「家賃の滞納」です。
できることなら遭遇したくないことですが、物件数が多くなり、投資歴が長く
なると、場合によってはどこかで経験をすることもあるかもしれません。
入居者と連絡を取る手段
昨今では、入居の賃貸契約を結ぶときにほぼ必ず連絡先として「携帯電話番号
の記入」を求めると思います。
今の時代では家に固定電話を新たに敷く人なんてほとんどいませんが、
携帯電話を持っていないという人もほとんどいないと思います。
したがって、連絡先としてはみんな「携帯電話番号」を書きます。
さすがに「メールアドレス」まで求める大家さんや管理会社は少ないと思います
が、携帯電話の番号であればどんな入居希望の人もすんなり応じて記入して
くれると思います。
この「携帯番号の入手」は別の意味で有効となり得ます。
もし、家賃が滞納となったら……?
家賃が滞納となった場合、自主管理をしている人の場合、迅速に電話連絡をする
ことが必要です。
ところが、それは容易そうに見えて実は容易ではないかもしれません。
日中に連絡しても相手は仕事中で連絡がつきにくいでしょうし、もし悪意を
持った滞納者であれば、そもそも電話口に出ようとしないかもしれません。
また、最大の難関は「見知らぬ番号からの着信」です。
多くの人は「見知らぬ番号からの着信」に出ることは懐疑的で、中には
一切そうした着信には出ない!……と決めている人も多くいると思います。
着信番号をネットで調べてから折り返し電話をする人もいると思いますが
(私もその一人です)、普通の個人の電話番号なんてネットで検索しても
何も情報は出てきません。
そのため、何の事前登録もないまま家賃滞納者と電話連絡を取るのは難しいと
思われます。
そこで重要となるのが携帯電話のSMS(ショートメール)を利用した
連絡方法です。
携帯電話の番号さえわかれば、SMS(ショートメール/メッセージ)通知を
利用することができます。
これは滞納督促/その他緊急の連絡に有効なツールになり得ると思います。
見知らぬ番号からの電話着信には出ない、という人も、テキスト通知が表示
されるSMSであれば多少は本文を読むことができるので、何の通知なのかに
気づいたり知ることができます。
結果として、電話連絡よりも遥かに効率良くスムーズに入居者にこちらの意向を
伝えることが可能となります。
SMSで通知をすれば、ただの入金忘れの入居者であれば注意喚起を促せますし、
そうでなくても意識を持ってもらうことができます。
一般的に、家賃滞納者へ連絡を取り対応を行うことは手間もかかればストレスも
抱えるものです。
しかも、入居者に電話をかけてもかけても出ない……といったことが続くと、
そのストレスは日増しに膨らんでいきイヤな気持ちがどんどん膨らみます。
それは不動産投資家にとって決して良いことではありません。
SMS機能を活用するのは一つの手法であり、完全完璧な手法ではありません
が、「昔には無かったけど今では使える確実な手法」なので、使わない手はない
と思います。
ストレスも軽減できるかもしれません。
家賃の滞納者と連絡を取るための手法として書きましたが、考えように
よってはその他でも良い意味でいろんな連絡方法として使えると思います。
ただし、良い意味で……とは言っても、いきなり使い出すと入居者もビックリ
しますから、使うタイミングとプロセスには留意したうえで用いことが大切だ
と思います。
入居の賃貸契約時には「携帯電話番号を記入してもらう」ことと、「非常時には
SMS通知を送ることがある」ことを契約時に伝えておくことがコツ……だと
思います。
本日もお読みくださりありがとうございました。
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