私は不定期で親しい不動産投資仲間と情報交換会を行います。

情報交換会というと仰々しいですが、単なる飲み会です。

飲み会とはいえ、不動産投資仲間の集まりですので、

当然メインの話は物件情報とか融資関連の話が多く出てきます。

各自が現在の状況や持っている情報を出し合うのです。

 

こんなときに情報を出し惜しみする人が居るのです。

例えば、今市内でアパート1棟を検討中だと言ったとします。

当然のように他の投資家はどの地域なのか物件概要はどうなのか聞くのです。

その時この情報提供者は、

「いやぁー、まだ詳しいことは言えない」と言うのです。

融資に関してもどこの金融機関に打診しているのか聞くと、

「いやぁー、ちょっと金融機関名は言えない」等というのです。

周りの他のメンバーは検討中の物件でも、

物件所在地域や金融機関名及び金利状況まで公開しているのに、

その秘密保持者は全く情報を出そうとしないのです。

これには皆テンションが下がってしまうのです。

 

なぜ彼は情報を秘密にするのか?

恐らく物件を他の人に横取りされるのではないかと恐れているのでしょう。

融資に関してはその情報から自分の属性を勘ぐられたくないのでしょう。

気持ちはわからないわけではありません。

でも、その飲み会で他の参加者は皆普通に情報公開しているのにも関わらず、

彼だけは全く情報を出そうとはしないのです。

自分の情報は出さずに他の多くの情報は得ているのです。

こんな不公正な状況では周りの仲間は気分を害してしまいます。

情報を公開してもその情報を横取りしようなどと考える仲間は誰もいません。

そもそも仲間内で物件を横取りなんかできるはずもありません。

 

彼を知っているメンバーから話を聞くと、

彼はいつでも秘密保持状態だそうです。

他の情報は聞き入り、自分の情報は出さないのです。

こうした対応はひんしゅくを買うことになります。

 

そして秘密保持者は翌日こんなメールを送ってきました。

「昨日は色々とありがとうございました、非常に有意義な飲み会でした。

またの機会があれば是非お誘いください!」と。

私はなんて返事をすれば良いのでしょうか?

「もう二度と来るな!!」なんて言えないしね。

でも彼の名誉のために補足しておきますと、

人間的には親しみやすくとても良い方です。

不動産情報をひた隠す以外では社交的に談話できるのです。

情報に対して非常に慎重なのでしょう。・・・と思いたいですね。

 

戸田 匠