初めての家賃値上げ

こんにちは。築古大家トムです。

不動産投資を始めて以来、初の家賃値上げにチャレンジするという話を4月のコラムで紹介しました。

結果、4,000円の家賃値上げにもかかわらず、早速次の入居希望者が現れたのです。

周辺相場と照らし合わせた賃貸管理会社の担当者の的確な判断が功を奏したといえそうです。

ところが、今回、周辺の家賃相場が上がったのではなく、これまで周辺相場より低く抑えてきたのだということが分かってきました。

それは現地に足を運んで初めて気づいたことだったのです。

家賃設定の重し

その物件は都内のマンション5階にある区分ワンルームです。

商業ビルが密集するエリアで、5階からは隣のビルの屋上に飛び移ることができます。

2年前にこの物件を購入した際、この隣のビルに大きな問題がありました。

屋上にいっぱいに大きな物置を建てて、マンション廊下への外光がほとんど遮られていたのです。

昼間でも薄暗く、これは入居希望者の内見の際にネガティブな印象を与えるな、と当時感じたことを覚えています。

オーナーチェンジで引き継いだ物件の家賃は66,000円でしたが、立地の割には安いなという印象も持ちました。

今思うと、この環境が家賃設定の重しになっていたのでしょう。

環境の劇的変化

今回現地を訪ねると、この大きな物置がすべて撤去され、屋上がきれいに清掃されていました。

廊下には日光が差し込んでいます。

眺望も開け、駅前に建ったばかりの超高層オフィスビルを望むこともできます。

環境が劇的に変わったのです。

「これが値上げできた本当の理由か」。

直感的に感じました。

賃貸管理会社の担当者は2年前の状況を知らなかったようです。

物件を下見にきて単に「これなら値上げ可能」と判断したのでしょう。

今回は環境の変化が「吉」と出ましたが、この逆もまたあり得ます。

常に環境の変化と向き合わなければならない不動産投資の宿命を今回も考えさせられました。