不動産投資にはいろいろなリスクがあります。

その中でもいつか必ず起きるのが”空室”です。

 

部屋を買って、それを貸してお金をもらうのが不動産投資です。

空室は1円のお金も産んでくれないばかりか、その間の維持費はオーナー持ち。

空室=収入ゼロ

とにかく部屋を借りてもらわないと商売が始まりません。

 

今回、僕の保有している物件で空室が出ることになりましたので、その経緯をお話ししたいと思います。

「退去になります」

4月20日。不動産会社から僕の携帯に電話が入りました。

僕の物件は、その不動産会社から買い、そのままその不動産会社で管理もしてもらっています。

「〇〇の入居様ですが、退去になります。

先ほど申し込みがありました。まずはご報告まで。

賃貸募集の状況は追ってご連絡いたします」

 

いよいよ来たか・・・

僕は現在会社名義のものも含めると区分を3部屋保有しているのですが、これまで一度も空室になったことはありません。

いつかは来ると思っていましたが、いざとなるとちょっと不安になります。

 

僕の物件は水天宮駅から徒歩3分、築年数17年の20㎡のワンルームマンションです。

買う時には利便性も十分に考慮しました。

担当営業マンからも

「ここならもし退去があっても、一ヶ月もせずに次の賃貸がつくと思いますよ」

と言われていました。

ですが、果たして需要があるのかどうか、実際のところは誰にもわかりません。

いよいよその言葉の真価が問われます。

 

さらに、このタイミング

3月4月で、動く人は動ききったところです。

今から動く人は今すぐ動かなくてもいい人、とも考えられます。

 

ひょっとしたら、数ヶ月の空室、あるいは家賃の値下げを覚悟しなきゃいけないかも・・・

 

「家賃、1,000円上げてみませんか?」

次の日、担当者から電話がありました。

「現在の家賃相場、人の動きなどから賃貸部門の担当者と相談してみたのですが、

今回は家賃を1,000円上げて募集をかけてみたいと思っています」

 

思いがけない提案でした。

僕としてはとにかく早く入れたいので、家賃を上げるなどということは全く考えていませんでした。

僕は言いました。

「それで大丈夫なんですか?

家賃を1,000円上げることよりも、早く入れることの方が大切だと思うんですが」

 

家賃が8万円だったとしましょう。

それを8万1,000円に上げたとしても、一ヶ月あけば、マイナス8万円。

上げた1,000円で、このマイナスをカバーできるまでには80ヶ月かかります。

そう考えている僕は1,000円上げるという提案を素直に喜ぶことができませんでした。

担当者は続けます。

「はい、おっしゃる通りです。ですがチャンスでもあります。

募集を出してみなければわかりませんが、まずは1,000円アップで募集をかけてみて、それから問い合わせ状況などから考えていくというのはどうでしょう?」

 

少し悩みましたが、ここはプロの意見も聞いてみるかと考え、

まずは上げでスタートすることを了承しました。

 

「決まりましたよ。1,000円アップで」

それから何度かやりとりをしていたのですが、昨夜担当者から電話が入りました。

「入居者決まりましたよ。1,000円アップで」

 

ちょっとビックリしました。

退去の申し込みがあったのが4月20日、昨日が5月8日、その間にゴールデンウィークも挟みましたが、

退去の申し込みから、次の入居者が決まるまで18日。

しかも家賃は1,000円のアップ。

 

まさかここまで理想的な展開になるとは・・・

 

勝因は不動産会社と物件選び

さて、今回の勝因ですが、

強力な賃貸部門、担当者の努力などの不動産会社の力によるもの

があるのは確かです。

オーナーの立場を考えてしっかり考え、動いてくれたことは本当に感謝しています。

 

しかし一番の要因は、やはりいい物件であったことだと思います。

単身者の人口増加地域で、駅から3分、築浅でまあまあの広さ、高層階。

この物件なら賃貸はつくだろうなと思ってはいましたが、それが確信に変わりました。

どうやら、僕の不動産会社選び、物件選びは共に正解だったようです。

 

ちょっとドキドキした18日間でしたが、いい体験でした。

これからも安心して賃貸経営を続けていこうと思います。