こんにちは。サラリーマン大家の良波直哉です。
入居者に喜ばれる収納を目指し収納システムの意見交換会を開催しましたので、ここでの意見やアドバイスをご紹介したいと思います。

賃貸募集時と入居後の違い

商社のホームページやカタログには、収納スペース内・洗濯機上収納・壁面収納といった様々な使用例の画像が紹介されています。これらは荷物がきちんと整理され美しく収納されており、この部屋に住んでみたいと思わせるには十分な効果があります。
私もこれらの画像を参考にして、賃貸の部屋に設置したときのイメージや使われ方を検討しています。しかし意見交換会では思ってもみなかった意見がありました。

この画像は荷物を収納した状態で、入居後のイメージになります。

意見交換会での意見は、荷物がないと後ろのスリットと呼ばれる金具の部分が丸見えになり、この金具がちょっと目立つのではないかというものです。賃貸募集の際は、荷物が全く無い状態だからです。実際の賃貸募集時の荷物のない状態ではこのようになります。

 

アクセントクロスとの組み合わせ

金具が目立つという意見について話し合っていると、商社の事例の中に1枚の興味の惹かれる画像がありました。
収納システムの背景だけアクセントクロスが張られているのです。収納システムの金具がアクセントクロスのフレームのような役割を果たしており、収納システムと背景のアクセントクロスが一体化しています。これにより荷物がない状態での見え方ががらりと変わり、とても良い印象を受けます。

収納システムのカラーバリエーション

この収納システムの金具や棚板はホワイトが基調となっています。これは一般的な賃貸住宅では白いクロスが多いので、これに合わせたものと思われます。しかし、(最近は私もそうですが)アクセントクロスを使われる大家さんも多いので、収納システムにもカラーバリエーションがあると良いといった意見もありました。

しかし、私はこのカラーバリエーションの意見は、「ありきたりな意見」と思いそれほど気に留めていませんでした。ところが、後日、1級建築士の方がカタログの画像にカラーリングしたものを送って下さいました。

カラーリング前のカタログの画像がこちらです。

フローリングの色を変え、その色に合わせ棚板や引出にカラーリングした画像がこちらです。(1級建築士の方が作成したもの)

この2枚の画像を見比べて同じ収納システムでありながらも、その雰囲気の違いに驚きました。
カタログのホワイトを基調とした画像も良いのですが、部屋のフローリングやクロスに合わせて収納システムのカラーを選択できたら、もっと部屋ごとにフィットする収納を提供できるのではないかと強く感じました。

それにしても、カタログの画像にカラーリングするという発想には驚かされました。建築士として日々人々の生活に向き合っているからこそ生まれてくるアイディアではないでしょうか。またこの建築士の方は女性ですが、男性よりも女性の方が色の認識能力が高く、微妙な色の違いを細かく見分けられることは科学的にも立証されています。一説によると男性よりも女性の方が4倍以上の色を識別できるそうです。
今回のようにカラーリングに着目したのは女性ならではの発想なのかもしれません。

収納システムでの入居率UPを目指して

賃貸住宅も部屋によってフローリングやクロスの色は違います。カラーバリエーションを増やすと製造コストが高くなるとは思いますが、是非とも収納システムのカラーバリエーションを増やして頂けたらと、大家の立場としては思いました。それがひいては入居率UPにつながるのではないかと思います。

また今回のコラムで男性の私は単純に「カラーバリエーション」としか表現できませんでしたが、もっと女性の意見を聞いてみたら、男性とは違う感覚や発想、表現が出てくるかもしれません。